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中野区で外壁塗装の補助金・助成金は使える?

塗装の豆知識 2026.07.31 (Fri) 更新

こんにちは、板橋区・練馬区・豊島区・北区・中野区周辺で外壁塗装、屋根塗装、防水工事を行っている大谷建装工業です。

外壁塗装を検討し始めたとき、

  • 中野区では外壁塗装に助成金を使えるの?
  • 一般的な塗り替え工事も対象になる?
  • 屋根塗装や遮熱塗装なら対象になる?
  • 耐震工事と一緒なら助成される?
  • 国や東京都の省エネ補助と組み合わせられる?
  • 工事後でも申請できる?

このような疑問を持つ方は少なくありません。

インターネットで検索すると、自治体名と外壁塗装を組み合わせた記事が数多く見つかります。

しかし、記事タイトルに「外壁塗装で助成金が使える」と書かれていても、実際の制度内容を確認すると、一般的な塗り替え工事は対象外だったというケースがあります。

中野区についても、2026年度の公式情報を確認した限り、一般的な外壁塗装だけを対象とした区独自の助成制度は確認できません。

一方で、

  • 高断熱窓などの省エネルギー設備
  • 木造住宅の耐震補強
  • 耐震性が不足した住宅の建替えや除却
  • 不燃化特区内の老朽建築物の建替え
  • 危険なブロック塀の撤去
  • 介護や高齢者の自立支援を目的とした住宅改修

など、目的を限定した助成制度はあります。

これらの制度は、外壁や屋根に関係する工事を含む場合があっても、通常の外壁塗装費を広く助成する制度ではありません。

この記事では、2026年度の中野区公式情報をもとに、

  • 中野区に外壁塗装専用の助成金があるのか
  • 一般的な外壁塗装が対象にならない理由
  • 外壁工事と混同されやすい助成制度
  • 省エネルギー設備補助と外壁塗装の違い
  • 耐震補強工事と外壁仕上げの関係
  • 不燃化特区や建替え助成との違い
  • 助成金情報を調べるときの注意点

について、できるだけ分かりやすく解説します。

制度情報について
本記事は2026年7月時点の中野区公式情報をもとに作成しています。助成制度は年度によって対象設備、受付期間、予算、助成額などが変更される場合があります。実際に利用する際は、契約や工事着手前に中野区の担当窓口へ最新情報をご確認ください。


この記事は専門家が監修しています

大谷建装工業株式会社 代表取締役 大谷 雄二

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二

東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。

長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。

本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。

▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者

※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。


結論|中野区に一般的な外壁塗装専用の助成金は確認できない

最初に結論からお伝えします。

2026年度の中野区公式情報を確認した限り、一般的な戸建住宅の外壁塗装について、工事費の一部を一律に助成する「外壁塗装専用の補助金・助成金」は確認できません。

つまり、

  • 外壁が色あせたので塗り替えたい
  • チョーキングが出てきた
  • 築10年以上経過したので塗装したい
  • シーリングと外壁塗装を行いたい
  • 屋根と外壁をまとめて塗り替えたい

といった一般的な維持管理目的の塗装工事に対して、中野区が工事費を直接助成する制度は、現時点では確認できません。

この点は、北区の「住まい改修支援助成」のように、住宅の長寿命化を目的とした一般改修制度がある自治体とは異なります。

中野区の制度を理解するポイント
中野区には住宅関係の助成制度がありますが、一般的な外壁塗装を広く支援する制度ではありません。省エネ、耐震、不燃化、危険除去、高齢者支援など、目的を限定した制度が中心です。

「外壁塗装に使える可能性がある」と書かれた記事に注意

外壁塗装会社や一括見積りサイトの記事では、自治体に何らかの住宅助成制度があるだけで、

「中野区では外壁塗装に助成金を使える可能性があります」

と紹介されることがあります。

しかし、制度の目的や対象工事を確認すると、

  • 高断熱窓の設置
  • 高効率給湯器の導入
  • 耐震補強
  • 建替えや除却
  • ブロック塀の撤去

などであり、通常の外壁塗装とは直接関係がないケースも少なくありません。

制度があることと、外壁塗装費が助成されることは別です。

記事タイトルだけで判断しない
「外壁塗装に使える助成金」と書かれていても、正式な制度名、対象工事、対象設備、申請時期を中野区公式ページで確認しましょう。

中野区で確認できる主な住宅関係の助成制度

中野区には、住宅や建築物に関係する助成制度が複数あります。

ただし、それぞれ目的が異なり、外壁塗装との関係も大きく異なります。

制度分野 主な対象 一般的な外壁塗装との関係
省エネルギー設備等設置補助 高断熱窓、給湯設備など 外壁塗装は対象設備に含まれない
木造住宅耐震補強工事助成 耐震性が不足する木造住宅の補強 耐震工事に必要な仕上げ復旧は関係する場合があるが、塗装単独は対象外
木造住宅建替え等助成 旧耐震住宅等の建替え・除却 既存住宅の通常塗装とは別制度
不燃化特区補助 大和町地区の老朽建築物の建替え等 外壁塗装ではなく建替え・除却等が中心
ブロック塀等撤去助成 危険なブロック塀の撤去・建替え 建物外壁の塗装とは別
高齢者住宅改修 身体機能低下に対応する浴室等の改修 老朽化だけを理由とする外壁塗装は対象外

このように、中野区の住宅関係助成は、特定の政策目的に沿って設計されています。

外壁塗装を行うという結果だけを見て助成対象を判断するのではなく、「何を目的とした工事なのか」を確認する必要があります。

省エネルギー設備等の設置補助とは

2026年度の中野区では、省エネルギー設備等の設置にかかる費用の一部を補助する制度が実施されています。

この制度は、住宅や事業所の省エネルギー化と温室効果ガス削減を目的としたものです。

2026年度は対象設備の一部が変更され、高断熱ドアが対象外となり、ハイブリッド給湯器が新たに対象設備へ加わっています。

この制度で確認できる主な設備には、

  • 高断熱窓
  • 家庭用燃料電池システム
  • 自然冷媒ヒートポンプ給湯器
  • ハイブリッド給湯器
  • 蓄電システムなど

があります。

一方、一般的な外壁塗装、屋根塗装、遮熱塗料、高反射率塗料は、2026年度の対象設備として確認できません。

遮熱塗料も対象とは限りません
他の自治体では高反射率塗料を助成対象にしていることがありますが、中野区の2026年度省エネルギー設備等設置補助では、外壁や屋根の遮熱塗装は対象設備として案内されていません。

高断熱窓は外壁工事と同時に検討しやすい

外壁塗装そのものは対象外でも、外壁塗装と同じ時期に高断熱窓の改修を行う場合は、中野区の省エネルギー設備等設置補助を利用できる可能性があります。

2026年度の高断熱窓改修は、補助対象経費の2分の1相当、上限15万円です。

対象となるには、既存建物の少なくとも一つの居室について、外気に接するすべての窓を対象製品へ改修するなどの要件があります。

項目 2026年度の主な内容
対象 既存住宅の高断熱窓改修
補助率 補助対象経費の2分の1相当
上限 15万円
設置期間 2026年2月1日~2027年1月31日
主な要件 少なくとも一つの居室で外気に接する窓を原則すべて改修

外壁塗装と窓改修を同時に行う場合でも、助成対象になるのは高断熱窓の部分です。

外壁塗装費、足場費、シーリング費などが自動的に省エネ補助の対象になるわけではありません。

設置後申請でも事前写真が必要な設備がある

中野区の省エネルギー設備等設置補助は、設置後に申請する仕組みです。

ただし、高断熱窓については、申請時に設置前と設置後の写真が必要です。

工事が終わってから制度を知っても、施工前写真を用意できなければ申請できない可能性があります。

外壁塗装と同時施工する場合の注意
窓まわりを養生したり足場を設置したりする前に、既存窓全体が分かる施工前写真を残しましょう。工事後に撮り直すことはできません。

遮熱塗料や断熱塗料なら助成金を使える?

外壁塗装の助成金を探している方が特に気になるのが、遮熱塗料や断熱塗料です。

塗料メーカーの説明では、太陽熱の反射、室温上昇の抑制、断熱性能などが紹介されているため、自治体の省エネ助成対象になりそうに感じるかもしれません。

しかし、塗料に遮熱・断熱性能があることと、自治体の補助対象設備に指定されていることは別です。

2026年度の中野区省エネルギー設備等設置補助では、一般的な遮熱塗装や断熱塗装は対象設備として確認できません。

他区の制度を中野区でも使えると誤解しない

東京都内では、高反射率塗料を対象にした助成制度を設けている自治体があります。

そのため、検索結果だけを見ると、中野区でも遮熱塗料が対象になるように感じることがあります。

しかし、自治体ごとに制度は異なります。

隣接区や他の23区で対象だからといって、中野区でも同じ制度を利用できるわけではありません。

確認するべき順番
塗料の商品名を確認する → 中野区の当年度対象設備一覧を確認する → 対象として記載がなければ区へ問い合わせる、という順番で確認しましょう。

国の省エネ補助も塗料だけでは対象になりにくい

国の住宅省エネ支援も、主に高断熱窓、断熱材、高効率給湯器、省エネ設備などが中心です。

外壁へ遮熱塗料や断熱塗料を塗るだけで、断熱改修として認められるとは限りません。

外壁内部へ断熱材を施工する工事や、対象製品による窓改修などとは区別して考える必要があります。

木造住宅耐震補強工事助成とは

中野区では、耐震性が十分でない木造住宅について、耐震補強工事費の一部を助成する制度があります。

2026年度も制度が実施されており、助成金の算定単価など一部内容が変更されています。

この制度は、住宅を地震に強くすることが目的です。

外壁塗装のための制度ではありません。

耐震補強で外壁を解体・復旧することはある

耐震補強工事では、壁の内部へ筋かいや耐力面材を設置するため、既存外壁や内壁を一部撤去することがあります。

工事後には、撤去した外壁材や仕上げを復旧する必要があります。

この復旧工事の一部として、外壁仕上げや塗装が関係する可能性はあります。

ただし、耐震工事とは関係のない建物全体の塗り替え費用まで助成されるとは限りません。

工事内容 耐震助成との関係
筋かい・耐力壁の設置 耐震補強の中心工事
補強箇所の外壁撤去 補強に必要なら関係する可能性
撤去部分の外壁復旧 補強工事に必要な範囲で関係する可能性
建物全体の外壁塗装 耐震工事と無関係な部分は対象外となる可能性が高い
屋根塗装 通常は耐震補強とは別

耐震助成を外壁塗装助成として紹介しない
耐震補強に伴って外壁の一部を復旧することがあっても、通常の外壁塗装全体を助成する制度ではありません。

耐震助成は事前相談・事前申請が基本

中野区の耐震関係助成は、工事契約や着工前の相談・申請が重要です。

先に工事契約を結んだり、補強工事を始めたりすると、助成対象外になる可能性があります。

耐震診断、補強計画、助成申請、工事契約、着工という順番を確認しましょう。

木造住宅建替え等助成との違い

中野区には、耐震性が不足する木造住宅の建替えや除却を支援する制度もあります。

対象となるのは、建築時期、耐震性、区域など一定条件を満たす住宅です。

この制度も、外壁塗装や屋根塗装を行うための助成金ではありません。

塗り替えて住み続ける工事とは目的が違う

外壁塗装は、既存住宅を維持しながら住み続けるためのメンテナンスです。

一方、建替え等助成は、耐震性が不足する住宅を除却し、新しい建物へ建て替えることなどを支援する制度です。

目的が根本的に異なります。

工事目的の違い

  • 外壁塗装:既存外壁を保護し、住宅を維持する
  • 耐震補強:既存住宅の耐震性を高める
  • 建替え・除却:耐震性が不足する住宅を解体・更新する

不燃化特区補助制度とは

中野区では、大和町地区の不燃化特区内で、老朽建築物の建替え等を行う方への補助制度があります。

2026年度から2030年度まで制度の延伸が決定され、2026年度は4月1日から事前相談と新規申請を受け付けています。

この制度は、木造住宅密集地域の防災性を高めることが目的です。

対象地区や建物条件を満たす老朽建築物の建替え、除却などが中心であり、一般的な外壁塗装は対象ではありません。

防火性能のある塗料を使えば対象になる?

不燃化特区の制度名を見ると、防火塗料や難燃塗料を外壁へ塗れば対象になりそうに感じるかもしれません。

しかし、不燃化特区補助は、老朽建築物の建替えや除却などを通じて地域全体の不燃化を進める制度です。

防火性能をうたう塗料を塗るだけで、不燃化特区補助の対象になるわけではありません。

制度名から工事対象を推測しない
「不燃化」「省エネ」「耐震」という言葉があっても、塗料や外壁工事が自動的に対象になるとは限りません。必ず正式な対象工事を確認しましょう。

ブロック塀等撤去工事助成との違い

中野区では、道路等に面した危険なブロック塀等の撤去や、撤去後のフェンス等の新設を支援する制度があります。

2026年度の上限は、撤去工事が90万円、新設工事が50万円です。

金額が大きいため、住宅外装の助成制度として紹介されることがありますが、建物の外壁塗装とは別の制度です。

対象は、道路沿いの安全性向上を目的としたブロック塀の撤去等です。

工事 対象の考え方
危険なブロック塀の撤去 条件を満たせば助成対象
撤去後のフェンス新設 条件を満たせば助成対象
ブロック塀の塗装 撤去助成とは別
住宅外壁の塗装 対象外

高齢者向け住宅改修は外壁塗装に使える?

中野区には、身体機能の低下などによって日常生活に支障がある高齢者に対し、浴室等の改修や生活用具の給付を行う制度があります。

この制度は、生活動作の安全性や利便性を高めることが目的です。

設備が古くなった、外壁が色あせた、塗装時期を迎えたという理由だけでは対象になりません。

中野区も、設備等の老朽化を理由としたリフォームは対象外と案内しています。

高齢者が住んでいるだけでは対象になりません
高齢者向け住宅改修は、身体機能低下への対応が目的です。高齢者世帯の一般的な外壁塗装費を助成する制度ではありません。

中野区で外壁塗装の助成金を探すときのチェックポイント

中野区の助成制度を調べるときは、次の点を確認すると誤解を減らせます。

  • 制度の正式名称
  • 対象年度
  • 対象者
  • 対象住宅
  • 対象工事または対象設備
  • 工事前申請か工事後申請か
  • 施工前写真が必要か
  • 受付期間と予算状況
  • 他制度との併用条件

「住宅改修」という言葉だけで判断しない

住宅改修と書かれていても、介護、耐震、省エネなど、制度によって目的は異なります。

外壁塗装が住宅改修の一種であることと、その制度の対象になることは別です。

助成額の大きさだけで期待しない

耐震や建替え、ブロック塀撤去の制度は助成上限が大きい場合があります。

しかし、一般的な外壁塗装へ流用できるわけではありません。

最新年度の対象一覧を見る

省エネルギー設備補助は、年度によって対象設備が変わります。

2026年度は高断熱ドアが対象外となり、ハイブリッド給湯器が新たに追加されました。

前年の記事や古い比較サイトをそのまま信じず、当年度の区公式ページを確認しましょう。

中野区の外壁塗装助成についての整理
一般的な外壁塗装専用助成は確認できません。ただし、外壁塗装と同時に高断熱窓などの対象設備を導入する場合や、耐震補強に伴って外壁を復旧する場合は、対象部分について別制度を利用できる可能性があります。

第一回のまとめ

2026年度の中野区では、一般的な外壁塗装だけを対象とした区独自の補助金・助成金は確認できません。

中野区には住宅関係の助成制度がありますが、主な目的は、

  • 省エネルギー設備の導入
  • 木造住宅の耐震補強
  • 耐震性が不足する住宅の建替え・除却
  • 不燃化特区内の老朽建築物対策
  • 危険なブロック塀の撤去
  • 高齢者の身体機能低下に対応する住宅改修

などです。

外壁塗装と同時に高断熱窓を設置する場合は、窓改修部分について省エネルギー設備等設置補助を利用できる可能性があります。

また、耐震補強のために外壁を一部撤去・復旧する場合は、耐震工事に必要な範囲について助成対象経費となる可能性があります。

しかし、これらは一般的な外壁塗装費を助成する制度ではありません。

中野区で外壁塗装を検討する際は、

  • 外壁塗装そのものに使える制度か
  • 別の対象設備や耐震工事だけが対象なのか
  • 工事前に手続きが必要か
  • 施工前写真が必要か
  • 当年度も受付中か

を確認しましょう。

「中野区には住宅助成がある」という情報だけで、外壁塗装にも使えると判断しないことが大切です。

中野区の省エネルギー設備等設置補助を詳しく確認

第一回では、中野区には一般的な外壁塗装専用の助成金は確認できないことをお伝えしました。

一方で、外壁塗装と同じ時期に高断熱窓や高効率給湯器などを導入する場合は、中野区省エネルギー設備等の設置補助を利用できる可能性があります。

この制度は、住宅や事業所の省エネルギー化を進め、温室効果ガスの排出削減につなげることを目的としています。

2026年度は、対象設備の一部が変更されました。

  • 高断熱ドアは対象設備から外れた
  • ハイブリッド給湯器が新たに対象設備へ加わった
  • 高断熱窓は引き続き対象
  • 一般的な外壁塗装や遮熱塗装は対象設備に含まれていない

つまり、外壁塗装を予定している住宅であっても、助成対象になるのは塗装工事ではなく、制度要件を満たす省エネルギー設備の部分です。

外壁塗装と同時に検討しやすいのは高断熱窓

外壁塗装では足場を設置し、サッシまわりのシーリングや外壁補修を行うことがあります。

そのため、同じ時期に窓の断熱改修を検討すると、工事計画をまとめやすい場合があります。

ただし、外壁塗装業者が高断熱窓工事まで直接施工するとは限りません。

窓工事に対応する事業者やサッシ業者と連携し、工事範囲と責任範囲を明確にしましょう。

高断熱窓補助の対象となる主な工事

高断熱窓の補助では、既存住宅の窓を断熱性能の高い製品へ改修する工事が対象になります。

代表的な方法として、次のような工事があります。

工法 内容 特徴
内窓設置 既存窓の室内側に新しい窓を追加 壁を大きく壊さず施工しやすい
外窓交換 既存窓枠を利用するカバー工法などで交換 窓全体の性能向上を図りやすい
ガラス交換 既存サッシのガラスを高性能ガラスへ交換 サッシ性能によって効果が変わる

対象製品や性能基準を満たしていることが必要です。

単に複層ガラスへ交換するだけで、すべての製品が補助対象になるとは限りません。

一つの居室にある外気へ接する窓を原則すべて改修する

2026年度の中野区制度では、少なくとも一つの居室について、外気に接する窓を原則としてすべて改修する必要があります。

たとえば、リビングに窓が3か所ある場合、そのうち1か所だけを高断熱窓へ交換しても、制度要件を満たさない可能性があります。

「窓を1枚交換すれば補助される」とは限りません
対象となる居室内の外気に接する窓を、制度要件に沿ってまとめて改修する必要があります。見積り前に対象範囲を確認しましょう。

高断熱窓の補助額

2026年度の高断熱窓改修は、補助対象経費の2分の1相当で、上限15万円です。

補助対象経費 2分の1相当 想定補助額
10万円 5万円 5万円以内
20万円 10万円 10万円以内
30万円 15万円 上限15万円
50万円 25万円 上限15万円

実際の補助対象経費は、制度で認められる製品費や施工費をもとに算定されます。

外壁塗装費や足場費が、そのまま高断熱窓の補助対象経費に含まれるわけではありません。

省エネルギー設備補助は設置後申請

中野区の省エネルギー設備等設置補助は、設備の設置後に申請する制度です。

外壁塗装助成でよくある「着工前申請」とは手続きの順番が異なります。

ただし、設置後申請だからといって、工事前の準備が不要という意味ではありません。

施工前写真を忘れない

高断熱窓については、申請時に施工前と施工後の写真が必要です。

施工前写真がない場合、改修前の状態や既存窓の位置を確認できません。

工事後に制度を知っても、過去の写真を用意できなければ申請が難しくなる可能性があります。

撮影しておきたい写真
室内側から窓全体が分かる写真、窓の設置場所が分かる写真、製品ラベルや型番、施工後の全景を残しておきましょう。

領収書・見積書の名義を確認する

申請者と工事費の支払者、領収書の宛名が一致しているか確認しましょう。

家族が代わりに支払った場合や、法人名義で領収書を発行した場合などは、申請条件に合わない可能性があります。

製品型番が分かる資料を残す

補助対象製品であることを確認するため、製品名や型番が分かるカタログ、納品書、保証書、製品ラベルなどを保管します。

施工後に製品名が分からなくなると、対象製品であることを証明しにくくなります。

外壁塗装と高断熱窓を同時に行う場合の注意点

外壁塗装と窓改修を同時に行うと、工事日程をまとめやすくなる一方、施工範囲が重なる部分もあります。

サッシまわりのシーリングをどちらが施工するか決める

外壁塗装工事では、サッシまわりのシーリング補修を行うことがあります。

窓交換でも、サッシまわりの防水処理やシーリングが必要になる場合があります。

塗装業者と窓業者のどちらが施工するのか、見積書で重複していないかを確認しましょう。

窓交換後に外壁補修が必要になることがある

外窓交換の工法によっては、窓まわりの外壁材や仕上げへ影響することがあります。

塗装前に窓交換を行うのか、塗装後に行うのかで、仕上がりや補修範囲が変わります。

一般的には、外壁へ影響する窓交換を先に行い、その後に外壁補修や塗装を行う方が納まりを整えやすい場合があります。

見積書を工事別に分ける

外壁塗装と高断熱窓工事を一つの見積書へまとめる場合でも、工事項目と金額を明確に分けましょう。

工事項目 助成との関係
外壁塗装 中野区省エネ設備補助の対象外
外壁下地補修 原則として外壁塗装側の費用
高断熱窓本体 要件を満たせば補助対象の可能性
窓取付工事 対象経費として確認が必要
サッシまわり防水 どちらの工事に必要な費用か区分
足場 窓工事に必要な部分が対象か個別確認

費用区分を明確にする理由
外壁塗装費まで補助対象として申請したと誤解されないように、窓工事と塗装工事を分けて記載することが大切です。

国や東京都の窓改修補助と併用できる?

高断熱窓の改修では、中野区だけでなく、国や東京都が省エネルギー補助制度を行っていることがあります。

複数制度を併用できる場合もありますが、同じ工事費に対して助成金を重複して受け取れない場合があります。

同じ窓工事でも制度ごとに要件が違う

国、中野区、東京都では、次のような条件が異なることがあります。

  • 対象製品
  • 性能基準
  • 最低工事額
  • 申請主体
  • 登録事業者の要否
  • 申請時期
  • 他制度との併用条件
  • 補助額の計算方法

国の制度では、登録事業者が申請手続きを行う仕組みになっている場合もあります。

中野区の制度と同じ感覚で進めないよう注意しましょう。

助成金合計が工事費を超えることはできない

複数制度を併用できても、同じ対象経費以上の助成を受けることはできないのが一般的です。

どの制度で、どの金額を申請するのかを整理し、各制度窓口へ事前に確認しましょう。

施工業者の説明だけで判断しない
「国と都と区を全部使えばほぼ無料になる」などと説明された場合は、各制度の公式窓口へ併用条件を確認してください。

外壁に断熱材を施工する場合は補助対象になる?

一般的な外壁塗装は省エネルギー補助の対象になりません。

しかし、外壁内部や外側へ断熱材を施工し、住宅の断熱性能を高める改修を行う場合は、国などの省エネ改修制度を利用できる可能性があります。

これは、塗料を塗る工事とは別です。

外壁塗装と外壁断熱改修の違い

項目 外壁塗装 外壁断熱改修
主な目的 外壁表面の保護 熱の伝わりを抑える
主な材料 下塗り材・仕上げ塗料 断熱材・下地・外装材など
工事規模 表面改修が中心 壁構成を変更する場合がある
省エネ補助 対象になりにくい 性能要件を満たせば可能性あり

断熱塗料という商品名だけで、断熱材を施工する改修と同じ扱いになるわけではありません。

木造住宅耐震補強助成の流れ

中野区の木造住宅耐震補強工事助成は、外壁塗装助成ではありません。

ただし、古い木造住宅で外壁塗装を検討している場合、塗装前に耐震診断を考えた方がよいことがあります。

耐震補強で外壁を一部撤去する可能性があるなら、先に外壁塗装を行うと、塗装した部分を再び壊すことになりかねません。

無料耐震診断を先に受ける

木造住宅耐震補強工事助成を利用するには、中野区の無料耐震診断を事前に受けている必要があります。

耐震診断によって住宅の耐震性を確認し、必要に応じて補強計画を作成します。

助成決定前に契約しない

中野区は、助成決定前に工事契約を締結した場合は助成対象外になると明記しています。

塗装業者と外壁工事をまとめて契約する場合も、耐震工事部分を先に契約しないよう注意が必要です。

見積りと契約は別です
見積りや相談を行うことと、工事請負契約を締結することは異なります。耐震助成を利用する場合は、区の助成決定後に契約する必要があります。

耐震補強後に外壁全体を塗装する場合

耐震補強箇所の外壁復旧は助成対象経費として関係する可能性があります。

一方、補強とは関係のない外壁面を含む建物全体の塗装は、通常のメンテナンス工事として自己負担になる可能性があります。

見積書では、次のように分けると整理しやすくなります。

  • 耐震補強工事
  • 補強に必要な外壁解体
  • 補強箇所の外壁復旧
  • 耐震工事とは関係のない外壁塗装
  • 屋根塗装や付帯部塗装

新耐震木造住宅も助成対象になる場合がある

中野区では、2025年度から、1981年6月1日から2000年5月31日までに着工された新耐震木造住宅についても、一定条件のもとで助成を開始しています。

「1981年以降だから耐震助成は関係ない」と決めつけず、築年数や構造を確認しましょう。

2000年以前の木造住宅では、接合部や壁配置などに課題がある場合があります。

外壁塗装を予定している住宅が対象年代に該当する場合は、塗装前に耐震相談を行う価値があります。

建替え・除却助成を検討すべきケース

外壁や屋根の劣化が進んだ古い住宅では、塗装による延命だけでなく、耐震補強、建替え、除却を比較した方がよい場合があります。

たとえば、

  • 耐震性が大きく不足している
  • 建物全体に傾きがある
  • 柱や土台の腐食が進んでいる
  • 複数箇所で雨漏りしている
  • 外壁や屋根だけでなく設備も老朽化している
  • 今後長期間住み続ける予定がある

といった住宅では、塗装費をかけても根本的な問題が解決しない可能性があります。

中野区の木造住宅建替え等助成は、耐震性が不足する古い木造住宅の建替えや除却を支援する制度です。

助成決定前に施工契約をすると対象外になるため、塗装契約を結ぶ前に比較検討しましょう。

不燃化特区内の住宅で外壁工事を考える場合

大和町地区の不燃化特区内では、老朽建築物の建替え等に対する補助制度があります。

2026年度から2030年度まで制度が延伸され、2026年4月1日から事前相談と新規申請を受け付けています。

この制度も通常の外壁塗装を対象とするものではありません。

しかし、不燃化特区内の古い住宅で大規模な外壁改修を検討している場合は、塗装だけで済ませるか、建替えや除却を検討するかを比較した方がよいケースがあります。

対象地区か確認する

中野区全域が不燃化特区ではありません。

対象区域は大和町地区の指定範囲です。

住所だけで自己判断せず、区の区域図や担当窓口で確認しましょう。

事前相談が必要

不燃化特区補助は、予算の範囲内で交付されます。

中野区も、新規申請前に必ず事前相談を行うよう案内しています。

ブロック塀の助成を外壁塗装と同時に使う場合

住宅外壁の塗装と同時に、道路沿いの危険なブロック塀を撤去するケースがあります。

ブロック塀撤去部分は条件を満たせば助成対象になる可能性がありますが、住宅の外壁塗装費は別です。

2026年度の主な上限

工事 上限
ブロック塀等の撤去 90万円
撤去後のフェンス等新設 50万円

撤去工事のみ、または撤去と新設を組み合わせた建替えで申請できます。

新設工事だけでは申請できません。

見積書を分ける

外壁塗装とブロック塀工事を同じ業者へ依頼する場合も、見積書では費用を分けて記載してもらいましょう。

  • 住宅外壁塗装費
  • ブロック塀撤去費
  • 廃材処分費
  • 新設フェンス費
  • 共通仮設費

助成対象経費を確認しやすくなります。

助成制度を利用するときの共通注意点

制度の正式名称を確認する

「中野区の外壁塗装助成」と呼ばれていても、実際には高断熱窓、耐震、建替え、ブロック塀など別の制度である可能性があります。

対象工事を見積書で区分する

対象工事と対象外工事が一式でまとめられていると、助成対象経費を確認しにくくなります。

契約前申請か設置後申請かを確認する

高断熱窓補助は設置後申請ですが、耐震補強や建替え助成は契約前の申請が必要です。

制度ごとに手続きの順番が異なります。

施工前写真を残す

設置後申請の制度でも、施工前写真が必要になることがあります。

予算終了を確認する

受付期間内であっても、予算上限に達すると終了する制度があります。

よくある勘違い

省エネ塗料なら高断熱窓補助を使える

使えません。

高断熱窓補助は対象窓製品の設置費を支援する制度です。

外壁塗装と窓交換を同時にすれば全部補助される

補助対象になるのは、制度要件を満たす窓工事部分です。

耐震補強と同時なら外壁全体の塗装も対象になる

耐震補強に必要な外壁復旧と、通常の外壁塗装は区分される可能性があります。

建替え助成を使ってリフォームできる

建替え・除却を支援する制度であり、一般的な塗装やリフォーム助成ではありません。

ブロック塀を塗装すれば撤去助成が使える

撤去または撤去後の新設を対象とする制度であり、塀の塗装は対象ではありません。

第二回のまとめ

中野区では、一般的な外壁塗装費を直接助成する制度は確認できません。

ただし、外壁塗装と同時に高断熱窓を導入する場合は、窓工事部分について省エネルギー設備等設置補助を利用できる可能性があります。

2026年度の高断熱窓改修は、補助対象経費の2分の1相当、上限15万円です。

一方、耐震性が不足する木造住宅では、外壁塗装前に無料耐震診断を受け、耐震補強や建替えを検討した方がよい場合があります。

耐震助成や建替え助成は、助成決定前に契約すると対象外になるため、塗装工事を含めて契約する前に中野区へ相談することが重要です。

また、大和町地区の不燃化特区や、危険なブロック塀の撤去助成など、住宅外装に関係する制度もありますが、外壁塗装費とは区分して考える必要があります。

第二回の重要ポイント
中野区では、外壁塗装そのものではなく、高断熱窓、耐震補強、建替え、不燃化、ブロック塀撤去など、政策目的に合う工事部分のみ助成される可能性があります。工事全体が対象になると誤解しないようにしましょう。

中野区で助成金を使えない場合はどう考える?

中野区では、一般的な外壁塗装費を直接助成する区独自制度は確認できません。

そのため、外壁塗装を検討している方の多くは、助成金を使わずに工事を進めることになります。

ただし、助成金が使えないからといって、必要なメンテナンスを先延ばしにしてよいとは限りません。

外壁の劣化を放置すると、塗膜の保護機能が低下し、ひび割れ、シーリング破断、外壁材の吸水、腐食などにつながることがあります。

助成金がない場合の考え方

  • 本当に必要な工事範囲を確認する
  • 塗装だけで対応できる状態か調べる
  • 複数の見積りを比較する
  • 外壁・屋根・防水をまとめるべきか検討する
  • 工事時期を調整する
  • 省エネ設備など別工事で使える制度がないか確認する

工事範囲を必要以上に広げない

助成金が使えない場合、工事費を抑えるために施工範囲を整理することが大切です。

ただし、単に工事項目を削ればよいわけではありません。

たとえば、劣化したシーリングや外壁のひび割れを残したまま塗装すると、工事後に雨水侵入や早期劣化が起きる可能性があります。

省いてよい工事と、省いてはいけない工事を区別しましょう。

外壁と屋根を同時に行うか検討する

外壁塗装と屋根塗装は、どちらも足場が必要になることが多い工事です。

別々の時期に行うと、そのたびに足場費用が発生します。

屋根も数年以内にメンテナンス時期を迎える見込みであれば、同時施工を検討することで、長期的な負担を抑えられる場合があります。

一方、屋根の状態が良好であれば、助成金がないからといって無理に同時施工する必要はありません。

外壁塗装で利用できる可能性がある住宅ローン・リフォームローン

助成金を利用できない場合、工事費の支払い方法としてリフォームローンを検討する方もいます。

金融機関によっては、外壁塗装、屋根塗装、防水工事、耐震改修、省エネ改修などを対象としたローンを用意しています。

ただし、ローンは助成金ではなく借入れです。

金利、返済期間、手数料、繰上返済条件などを確認する必要があります。

確認項目 内容
金利 固定金利・変動金利、優遇条件
返済期間 毎月返済額と総返済額を確認
手数料 事務手数料、保証料など
対象工事 外壁塗装や屋根工事が含まれるか
施工業者 指定業者の有無

火災保険は外壁塗装に使える?

補助金や助成金と並んで、外壁塗装に火災保険を使えないか質問されることがあります。

結論からいうと、通常の経年劣化を理由とした外壁塗装は、一般的に火災保険の補償対象ではありません。

火災保険は、契約内容に応じて、火災、風災、雹災、雪災などによる突発的な損害を補償するものです。

補償対象になる可能性がある例

  • 強風で屋根板金が外れた
  • 飛来物が外壁へ衝突した
  • 雹で屋根や外壁が損傷した
  • 契約上補償される事故で雨樋が破損した
  • 落下物によって外壁に穴が開いた

一方、次のような症状は経年劣化として扱われることが一般的です。

  • 外壁の色あせ
  • チョーキング
  • 長年の紫外線による塗膜劣化
  • シーリングの硬化やひび割れ
  • 苔やカビ
  • 屋根塗膜の自然な劣化

「火災保険で無料」と断言する業者に注意

中野区の消費生活情報でも、突然訪問してきた業者へ安易に点検させず、修理を勧められてもその場で契約しないよう注意を呼びかけています。

保険の適用対象になるかは、加入している保険会社へ本人が確認することが大切です。

注意したい営業トーク

  • 保険金が必ず下ります
  • 自己負担なしで外壁塗装できます
  • 経年劣化でも台風被害として申請できます
  • 申請は全部こちらで作ります
  • 今日契約しないと間に合いません

保険金が支払われるかを判断するのは施工業者ではなく保険会社です。

事実と異なる内容で保険申請を行うことはできません。

助成金を使えると契約を迫る業者に注意

中野区には外壁塗装専用の助成制度が確認できないにもかかわらず、

「中野区の助成金を使えば安く塗装できます」

と営業する業者がいる可能性があります。

その場合は、制度の正式名称を確認してください。

制度名を言わない

本当に利用できる制度であれば、正式名称、対象工事、申請条件、担当部署を説明できるはずです。

「区の制度」「省エネ助成」「地域限定補助」など曖昧な表現だけで契約を迫る場合は注意しましょう。

高断熱窓補助を外壁塗装助成のように説明する

外壁塗装と窓工事を同時に行う場合でも、中野区の補助対象は高断熱窓部分です。

外壁塗装費まで半額になるわけではありません。

耐震助成を使えば外壁全体を塗れると説明する

耐震補強に伴う外壁復旧が関係する場合はありますが、通常の外壁塗装全体を対象とする制度ではありません。

「区役所から依頼された」と説明する

自治体と関係があるように装って訪問する業者もあります。

区からの案内か疑問を感じた場合は、業者が示した電話番号ではなく、中野区の公式窓口へ直接確認しましょう。

訪問販売で契約した場合はクーリング・オフできる?

訪問販売で外壁塗装契約をした場合、条件を満たせばクーリング・オフができることがあります。

契約書面を受け取った日から一定期間内であれば、書面や電磁的記録によって契約を解除できる制度です。

ただし、契約状況によって判断が異なるため、困った場合は中野区消費生活センターなどへ早めに相談しましょう。

その場で契約しないことが一番です
「屋根が壊れている」「すぐ直さないと危険」「今日だけ安い」と言われても、まず家族へ相談し、複数業者から見積りを取りましょう。

助成金がなくても確認したい外壁の劣化症状

助成制度の有無にかかわらず、外壁に次の症状がある場合は、状態確認をおすすめします。

症状 考えられる状態
色あせ 紫外線による塗膜劣化
チョーキング 塗膜表面の樹脂が劣化している可能性
ひび割れ 幅や深さによって補修が必要
塗膜剥離 下地処理不足や経年劣化など
シーリング破断 雨水侵入につながる可能性
外壁の反り・浮き 塗装だけでは直せない場合がある
室内への雨漏り 原因調査と補修が必要

塗装だけで直らない症状もある

外壁材の内部腐食、下地の劣化、構造クラック、雨漏りなどがある場合、塗装だけでは改善しません。

助成金の有無よりも、適切な工法を選ぶことが重要です。

中野区で外壁塗装業者を選ぶポイント

一般的な外壁塗装に区の助成制度がない場合、工事品質や見積内容を比較して業者を選ぶことがさらに重要になります。

現地調査を丁寧に行う

建物を短時間見ただけで、すぐに工事契約を勧める業者には注意しましょう。

外壁材、屋根材、シーリング、雨漏り、下地の状態などを確認する必要があります。

見積書の内訳が分かる

「外壁塗装一式」だけでは、施工内容を比較できません。

  • 足場
  • 高圧洗浄
  • 下地補修
  • シーリング
  • 下塗り
  • 中塗り
  • 上塗り
  • 付帯部塗装
  • 施工面積
  • 使用塗料

などが分かる見積書を確認しましょう。

塗装できない状態も説明する

どのような屋根や外壁でも塗装できるわけではありません。

下地が著しく劣化している場合や、塗装に適さない屋根材では、カバー工法や張り替えなどが必要になることがあります。

施工写真を残す

助成申請がなくても、下地補修や塗装工程の写真を残してもらうと、施工内容を確認しやすくなります。

保証内容を確認する

保証期間だけでなく、保証対象、免責条件、不具合時の連絡方法を確認しましょう。

外壁塗装と省エネ改修をまとめるときのチェックリスト

高断熱窓を同時施工する場合

  • 2026年度の対象製品か確認した
  • 対象居室の窓を原則すべて改修する
  • 施工前写真を撮影した
  • 窓工事と外壁塗装の見積りを区分した
  • サッシまわりの施工業者を決めた
  • 領収書の宛名を確認した
  • 国・東京都制度との併用可否を確認した

耐震工事を検討する場合

  • 建築時期と構造を確認した
  • 無料耐震診断の対象か確認した
  • 助成決定前に契約していない
  • 耐震補強部分と通常塗装を区分した
  • 補強後の外壁復旧範囲を確認した
  • 建替え・除却も含めて比較した

FAQ|中野区の外壁塗装助成金についてよくある質問

中野区に外壁塗装専用の助成金はありますか?

2026年度の中野区公式情報では、一般的な外壁塗装だけを対象とした区独自助成は確認できません。

中野区に住宅関係の助成制度はありますか?

あります。高断熱窓などの省エネルギー設備、耐震補強、建替え・除却、不燃化特区、ブロック塀撤去などを対象とする制度があります。

遮熱塗料を使えば助成されますか?

2026年度の中野区省エネルギー設備等設置補助では、一般的な遮熱塗料や高反射率塗料は対象設備として確認できません。

断熱塗料なら省エネ補助を使えますか?

塗料に断熱という名称があっても、制度上の断熱改修に該当するとは限りません。

屋根塗装に使える助成金はありますか?

一般的な屋根塗装を対象とする中野区独自助成は確認できません。

外壁塗装と高断熱窓を一緒に行えば全部補助されますか?

補助対象になるのは、制度要件を満たす高断熱窓部分です。外壁塗装費は対象外です。

高断熱窓はいくら補助されますか?

2026年度は補助対象経費の2分の1相当、上限15万円です。

窓を1か所だけ交換しても対象ですか?

少なくとも一つの居室について、外気に接する窓を原則すべて改修する必要があります。

高断熱窓は工事前申請ですか?

中野区の省エネルギー設備補助は設置後申請ですが、施工前写真など事前準備が必要です。

施工前写真がなくても申請できますか?

高断熱窓では施工前後の写真が必要です。施工前写真がないと申請できない可能性があります。

耐震補強と一緒なら外壁塗装も対象ですか?

耐震補強に必要な外壁復旧部分は関係する可能性がありますが、建物全体の通常塗装まで対象になるとは限りません。

耐震工事を契約した後でも申請できますか?

できません。助成決定前に契約すると対象外です。

1981年以降の住宅は耐震助成の対象外ですか?

中野区では、1981年6月1日から2000年5月31日までに着工した新耐震木造住宅も、一定条件で助成対象となる場合があります。

建替え助成をリフォームに使えますか?

建替え・除却を支援する制度であり、一般的な外壁塗装やリフォームには使えません。

不燃化特区なら防火塗料が補助されますか?

不燃化特区補助は老朽建築物の建替え・除却などが中心で、防火塗料を塗るだけでは対象になりません。

ブロック塀の塗装は助成されますか?

ブロック塀助成は危険な塀の撤去や撤去後のフェンス新設を対象とし、塗装は対象ではありません。

高齢者世帯なら外壁塗装が助成されますか?

高齢者住宅改修は身体機能低下への対応が目的で、老朽化を理由とする外壁塗装は対象外です。

国の補助金なら外壁塗装に使えますか?

国の省エネ補助も主に高断熱窓、断熱材、高効率設備などが対象で、一般的な外壁塗装だけでは対象になりにくいです。

東京都の補助金は使えますか?

対象設備や年度によって異なります。一般的な外壁塗装ではなく、省エネ設備等が中心です。

助成金と火災保険は同じですか?

違います。助成金は行政制度、火災保険は契約内容に基づく損害補償です。

経年劣化でも火災保険を使えますか?

通常の経年劣化や塗り替えメンテナンスは、一般的に補償対象ではありません。

業者から火災保険で無料になると言われました

その場で契約せず、加入している保険会社へ補償対象を確認してください。

区役所から紹介されたという業者は信用できますか?

業者の説明だけで判断せず、中野区公式窓口へ直接確認してください。

訪問販売で契約してしまいました

クーリング・オフできる場合があります。中野区消費生活センターなどへ早めに相談しましょう。

助成金がなくても相見積りは必要ですか?

工事内容や見積額を比較するため、複数業者から提案を受けることをおすすめします。

最も安い業者へ頼めばよいですか?

価格だけでなく、下地補修、塗布量、施工工程、保証、写真管理などを確認しましょう。

外壁塗装は何年ごとに必要ですか?

外壁材、既存塗料、立地、施工状態によって異なります。年数だけでなく劣化症状を確認してください。

外壁塗装を先延ばしにするとどうなりますか?

外壁材の吸水、ひび割れ拡大、シーリング劣化、下地腐食などにつながる可能性があります。

雨漏りしていても塗装で直りますか?

雨漏り原因によっては塗装だけでは直りません。侵入口の調査と原因に応じた補修が必要です。

中野区外の業者へ依頼してもよいですか?

一般的な外壁塗装に区助成はないため、通常は所在地だけで制限されません。別制度を利用する場合は業者要件を確認してください。

まとめ

2026年度の中野区では、一般的な外壁塗装や屋根塗装だけを対象とした区独自の補助金・助成金は確認できません。

外壁の色あせ、チョーキング、シーリング劣化、築年数などを理由に塗り替える場合は、原則として自己負担で工事を行うことになります。

一方、中野区には、

  • 高断熱窓などの省エネルギー設備
  • 耐震性が不足する木造住宅の補強
  • 古い木造住宅の建替え・除却
  • 大和町地区の不燃化特区補助
  • 危険なブロック塀の撤去
  • 高齢者の身体機能低下に対応する住宅改修

など、目的を限定した助成制度があります。

外壁塗装と同時に高断熱窓を改修する場合は、窓工事部分について省エネルギー設備等設置補助を利用できる可能性があります。

2026年度の高断熱窓補助は、補助対象経費の2分の1相当、上限15万円です。

ただし、対象居室の外気に接する窓を原則すべて改修すること、対象製品を使うこと、施工前後の写真を用意することなどの条件があります。

外壁塗装費や屋根塗装費まで一緒に補助される制度ではありません。

また、古い木造住宅では、外壁塗装を行う前に耐震診断を検討した方がよい場合があります。

耐震補強で外壁を一部撤去する可能性がある住宅では、先に全面塗装をすると、施工した外壁を再び壊すことになりかねません。

耐震助成や建替え助成は、助成決定前に工事契約をすると対象外になります。

外壁塗装と耐震工事を同時に検討する場合は、契約前に中野区へ相談しましょう。

この記事の結論
中野区には住宅関係の助成制度がありますが、一般的な外壁塗装費を広く助成する制度ではありません。高断熱窓、耐震補強、建替え、不燃化、ブロック塀撤去など、制度目的に合う工事部分のみ対象になる可能性があります。

助成制度を調べるときは、

  • 制度の正式名称
  • 対象年度
  • 対象工事・対象設備
  • 工事前申請か設置後申請か
  • 施工前写真の要否
  • 契約前の相談が必要か
  • 国や東京都制度との併用条件
  • 予算の受付状況

を確認してください。

「中野区には住宅助成がある」という情報だけで、外壁塗装にも利用できると判断するのは危険です。

また、「助成金が使える」「火災保険で無料になる」「区役所から依頼された」と説明して契約を迫る業者にも注意しましょう。

一般的な外壁塗装に助成金が使えない場合でも、外壁の状態を正しく診断し、必要な工事範囲を整理することで、無駄な工事を避けられる可能性があります。

助成金の有無だけで工事を決めず、外壁材や屋根材の状態、下地補修、施工工程、見積内容、保証などを確認し、住宅に合った方法を選びましょう。

制度内容は年度途中に変更されたり、予算上限に達して受付が終了したりすることがあります。

実際に高断熱窓、耐震補強、建替え、ブロック塀撤去などを行う場合は、契約や工事着手前に中野区公式ホームページと担当窓口で最新情報をご確認ください。

 

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