入居中のアパートでも外壁塗装はできる?
こんにちは、板橋区・練馬区を中心に、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っている大谷建装工業です。
アパートの外壁に色あせやひび割れ、塗膜の剥がれなどが見られるようになると、建物のメンテナンスとして外壁塗装を検討する必要があります。
しかし、アパートオーナー様や管理会社のご担当者様の中には、
- 入居者が住んでいる状態でも外壁塗装はできる?
- 全室が空室になるまで待つ必要がある?
- 工事中の騒音や塗料のにおいで苦情が出ない?
- ベランダや洗濯物はどうすればよい?
- 足場を組むと防犯面で問題はない?
- 入居者へどのくらい前に知らせればよい?
といった不安を感じることもあるでしょう。
結論からお伝えすると、入居者が生活しているアパートでも外壁塗装は可能です。
実際、賃貸アパートやマンションの外壁塗装は、入居者が住んでいる状態で行われることが一般的です。
ただし、戸建住宅の塗装とは異なり、複数の入居者が生活しているため、工事そのものだけでなく、事前のお知らせや生活への配慮が非常に重要になります。
この記事のポイント
入居中のアパートでも外壁塗装はできます。ただし、入居者への事前周知、洗濯物やベランダ使用の案内、騒音・におい・防犯への配慮を行い、生活への影響をできるだけ減らすことが大切です。
この記事は専門家が監修しています

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二
東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。
長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。
本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。
▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者
※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。
結論|入居中のアパートでも外壁塗装はできる
アパートの外壁塗装を行うために、すべての入居者が退去するのを待つ必要はありません。
外壁塗装の主な作業場所は建物の外側です。足場を設置し、外壁、屋根、雨樋、軒天、鉄部、共用廊下などを施工するため、通常は入居者が室内で生活を続けながら工事を進められます。
室内へ立ち入る必要がない工事も多く、適切な工程管理と事前周知を行えば、入居中でも施工可能です。
ただし、工事期間中は普段どおりの生活が完全に維持できるわけではありません。足場、高圧洗浄、養生、塗装などによって、一時的に生活上の制限が発生します。
入居中に行われることが多いアパート工事
| 工事 | 入居中の施工 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 外壁塗装 | 可能 | におい・養生・洗濯物 |
| 屋根塗装 | 可能 | 足場・騒音・高圧洗浄 |
| シーリング工事 | 可能 | 窓まわりの作業 |
| 鉄部塗装 | 可能 | 階段・手すりの利用制限 |
| ベランダ防水 | 可能 | ベランダへの立入り制限 |
入居中の外壁塗装で生活に影響すること
アパートの外壁塗装では、入居者が工事内容を詳しく知らないまま工事が始まると、不安や苦情につながりやすくなります。まずは、どのような影響が生じるのかをオーナー様と管理会社が把握しておくことが大切です。
足場によって窓の外に作業員が見える
外壁塗装では、建物の周囲に足場を設置します。作業員が各階の窓やベランダ付近を通るため、入居者は普段よりも人の気配を感じやすくなります。
特に女性の一人暮らしや、小さなお子様がいる世帯では、不安を感じることがあります。
事前案内が重要です
作業員が窓やベランダ付近で作業する日、作業時間、施工会社の連絡先を事前に知らせることで、入居者の不安を減らしやすくなります。
窓を開けにくい日がある
高圧洗浄や外壁塗装を行う日は、水や塗料が室内へ入らないよう、窓を閉めてもらう必要があります。塗装箇所によっては、窓や換気口を一時的にビニールで養生することもあります。
養生中は窓を開けられない場合があるため、暑い時期には特に配慮が必要です。
洗濯物を外へ干せない日がある
高圧洗浄、下地補修、塗装を行う日は、洗濯物へ水、汚れ、塗料の飛沫、においなどが付く可能性があります。
そのため、工事期間中はベランダへ洗濯物を干せない日が発生します。毎日干せないとは限りませんが、施工する面や天候によって予定が変わります。
当日の案内だけでは遅い場合があります
朝になって突然「今日は洗濯物を干さないでください」と伝えると、入居者の不満につながります。前日までに掲示や個別案内を行うことが望ましいです。
高圧洗浄や足場作業の音が発生する
外壁塗装では、常に大きな音が続くわけではありません。ただし、足場の組立・解体、高圧洗浄、電動工具を使った下地処理などでは、比較的大きな音が発生します。
在宅勤務、夜勤明け、乳幼児がいる家庭などでは、工事音が生活へ影響する可能性があります。
塗料のにおいを感じることがある
使用する塗料や施工箇所によっては、塗料特有のにおいを感じることがあります。現在は水性塗料も多く使われていますが、水性塗料であってもまったく無臭ではありません。
においの感じ方には個人差があり、敏感な方、妊娠中の方、小さなお子様、ペットがいる世帯などは特に気になることがあります。
ベランダの荷物を移動する必要がある
ベランダ内の外壁や手すり、防水床を施工する場合、植木鉢、物干し台、収納ボックスなどを移動してもらう必要があります。室内へ移せない大型の荷物がある場合は、施工業者と保管場所を相談します。
入居者へ事前に知らせるべき内容
入居中のアパートで外壁塗装を円滑に進めるためには、事前のお知らせが欠かせません。
- 工事の名称と目的
- 工事予定期間
- 作業時間
- 施工会社名
- 現場責任者や緊急連絡先
- 足場設置日と解体日
- 高圧洗浄予定日
- 洗濯物を干せない日
- ベランダ片付けの期限
- 窓を閉める必要がある日
- 駐車場や駐輪場の移動予定
- 天候によって予定が変わること
いつ知らせるのがよい?
工事規模や管理方法によって異なりますが、工事開始の1~2週間前を目安に、入居者へ全体案内を行うと準備しやすくなります。
さらに、高圧洗浄、ベランダ工事、窓まわりの塗装など、生活への影響が大きい工程は、前日または数日前に改めて案内します。
| 時期 | 案内内容 |
|---|---|
| 工事1~2週間前 | 全体工程、工事目的、注意事項 |
| 足場設置前 | 騒音、車両、窓付近の作業 |
| 高圧洗浄前 | 窓閉め、洗濯物、ベランダ使用 |
| 予定変更時 | 雨天延期や工程変更 |
入居者への連絡方法は一つに限定しない
共用部分への掲示だけでは、すべての入居者が確実に読むとは限りません。特に重要な案内は、複数の方法を組み合わせると伝わりやすくなります。
- 各戸のポストへ案内文を投函する
- エントランスや掲示板へ掲示する
- 管理会社からメールやアプリで配信する
- 洗濯物制限などは前日に再通知する
- 必要に応じて個別に声をかける
第1回のまとめ
入居者が生活しているアパートでも、外壁塗装を行うことはできます。
ただし、足場による圧迫感、窓を開けられない時間、洗濯物を外へ干せない日、騒音、塗料のにおい、ベランダ荷物の移動など、一時的な影響が生じます。
苦情やトラブルを減らすためには、工事を始める前に、工事期間、作業時間、高圧洗浄日、洗濯物の制限、ベランダの片付けなどを具体的に知らせることが重要です。
足場設置中の防犯対策は特に重要
入居中のアパートで外壁塗装を行う場合、入居者から多く寄せられやすい不安の一つが防犯面です。
足場が設置されると、通常は地上から届かない2階や3階の窓、ベランダ付近まで移動しやすくなります。
もちろん、工事関係者以外が足場へ立ち入らないよう管理しますが、入居者にも防犯上の注意を伝えておく必要があります。
工事期間中は戸締まりを徹底
在宅中や短時間の外出であっても、窓やベランダ側のサッシを施錠してもらうよう案内しましょう。特に足場から近い窓は、普段以上の注意が必要です。
足場の出入口を管理する
足場の出入口には、関係者以外が簡単に入れないよう対策を行います。
現場の状況に応じて、出入口の施錠、立入禁止表示、侵入防止措置などを検討します。
夜間や休日に足場へ入れる状態になっていないか、施工業者へ確認しましょう。
作業員の服装や車両を事前に知らせる
入居者から見ると、窓の外にいる人物が施工会社の作業員なのか、関係のない人なのか判断しにくいことがあります。
施工会社名、作業員の服装、ヘルメット、車両などを事前に知らせておくと安心につながります。
防犯ライトやカメラの位置を確認する
足場や飛散防止シートによって、防犯ライトや防犯カメラの視界が遮られることがあります。
施工前に設備の位置を確認し、必要に応じて仮設照明などを検討しましょう。
防犯対策のチェック
- 足場の出入口を管理している
- 夜間に簡単に侵入できないようにしている
- 入居者へ窓の施錠を呼びかけている
- 作業員と施工会社を入居者へ知らせている
- 防犯灯やカメラが足場で隠れないか確認している
駐車場・駐輪場への対応
アパートの敷地が限られている場合、足場設置や資材搬入のために、駐車場や駐輪場の一部を使用することがあります。
入居者が日常的に使う場所なので、移動が必要になる場合は早めの調整が必要です。
車両移動が必要な日を明確にする
足場の組立・解体、材料搬入、高圧洗浄などでは、工事車両を建物近くへ停める必要があります。
一時的に入居者の駐車位置を移動してもらう場合は、対象車両、移動期間、代替場所を具体的に案内しましょう。
突然の移動依頼は、通勤や送迎へ影響するため、大きな不満につながります。
塗料や洗浄水の飛散を防ぐ
駐車車両が建物に近い場合は、塗料や洗浄水、下地処理の粉じんなどが付着しないよう養生や移動が必要です。
施工業者が飛散防止を行っていても、風向きや作業内容によって影響範囲は変わります。
車両移動は書面で案内
口頭だけでは日時の聞き間違いが起きやすいため、対象日、移動時間、代替駐車場所、連絡先を書面で伝えましょう。
自転車の移動も忘れない
駐輪場の屋根や柱、周辺外壁を塗装する場合、自転車を一時移動する必要があります。
長期間放置されている自転車があると、所有者の確認に時間がかかることがあります。
工事が決まった段階で、駐輪場の整理と所有者確認を進めると安心です。
共用廊下・階段を施工するときの注意
アパートでは、外壁だけでなく、共用廊下、鉄骨階段、手すり、玄関扉まわりなども一緒に塗装することがあります。
これらは入居者が毎日使用する場所のため、安全な通行経路を確保しながら施工しなければなりません。
通行できない時間を短くする
階段や廊下の床を施工する場合、材料が乾燥するまで歩けない時間が生じることがあります。
一度に全面を施工せず、片側ずつ施工するなど、入居者の通行を確保できる工程を検討します。
玄関扉の開閉を確認する
玄関扉や枠を塗装するときは、塗膜が乾くまで扉を閉めにくい時間が生じることがあります。
各戸の在宅状況を確認しながら施工するなど、入居者が室内へ出入りできない状態を作らない配慮が必要です。
滑りやすい場所を明示する
洗浄後や床材施工中は、廊下や階段が滑りやすくなることがあります。
カラーコーン、注意表示、養生などを行い、転倒事故を防ぎます。
| 共用部分 | 主な注意点 |
|---|---|
| 共用廊下 | 通行経路・滑り・養生 |
| 鉄骨階段 | 通行制限・ケレン音・乾燥時間 |
| 玄関扉 | 在宅確認・開閉・施錠 |
| 手すり | 塗装中に触れない案内 |
| ゴミ置場 | 収集日・一時移動・通路確保 |
入居者からの苦情を減らす施工管理
入居中のアパート塗装では、工事品質だけでなく、入居者対応も工事全体の満足度を左右します。
同じ騒音やにおいでも、事前に説明を受けている場合と、突然発生した場合では受け止め方が大きく異なります。
工程変更を早めに知らせる
外壁塗装は天候の影響を受けるため、予定どおりに進まないことがあります。
雨天で高圧洗浄や塗装日が変更になると、洗濯物を干せない日も変わります。
変更が決まった段階で、掲示、投函、メールなどで知らせましょう。
問い合わせ先を一本化する
入居者からの質問を、オーナー、管理会社、施工業者が別々に受けると、回答内容が食い違うことがあります。
工事に関する問い合わせ先を決め、案内文へ明記すると混乱を減らせます。
職人のマナーも確認する
共用部分での喫煙、大声、私物への無断接触などは、入居者の不満につながります。
工事前に施工業者と現場ルールを共有しましょう。
入居者対応で確認したいこと
- 朝礼や作業開始時間を守る
- 共用部分を整理整頓する
- 入居者の荷物へ無断で触れない
- 通路や玄関前へ材料を放置しない
- 苦情や質問を受けた際の報告先を決める
- 作業終了時に清掃する
苦情を受けたら事実確認を優先する
入居者から苦情があった場合、最初から「工事だから仕方がない」と片付けないことが大切です。
作業内容、時間、におい、騒音、飛散などを確認し、改善できる点があれば対応します。
入居者の感じ方には個人差がありますが、丁寧に状況を確認することで、問題が大きくなるのを防ぎやすくなります。
工事中に室内へ入ることはある?
通常の外壁塗装では、入居者の室内へ入らずに施工できることが多いです。
ただし、工事内容によっては室内からの確認や立入りが必要になる場合があります。
- 雨漏り箇所の室内確認
- サッシまわりの漏水確認
- ベランダへ室内からしか出られない場合
- エアコン配管や換気設備の確認
- 玄関扉の内側を含む調整
室内へ入る可能性がある場合は、日時、作業員、作業内容を事前に知らせ、入居者の了承を得てから訪問します。
無断で室内へ入ることはありません。
ペットがいる部屋への配慮
犬、猫、小鳥などのペットは、工事音や人の気配、塗料のにおいに敏感なことがあります。
足場を移動する作業員を見て、吠え続けたり、落ち着かなくなったりすることもあります。
ペットがいる世帯には、騒音が大きい日、高圧洗浄日、窓養生日などを早めに知らせましょう。
必要に応じて、工事時間中だけ別室へ移す、カーテンを閉める、外出させるなど、入居者側で対策を検討してもらいます。
換気口の養生にも注意
給気口や換気設備を養生する場合は、室内換気への影響を確認します。長時間ふさいだままにしないよう、施工業者と管理方法を共有しましょう。
外壁塗装は空室対策になる?
アパートの外観は、入居希望者が物件を選ぶ際の第一印象に大きく関わります。
室内がきれいでも、外壁の色あせ、汚れ、鉄部のサビ、シーリングの劣化などが目立つと、建物全体が古く管理されていない印象を与えることがあります。
外壁塗装によって外観が整うと、物件写真の見栄えが良くなり、内見時の印象改善につながる可能性があります。
塗装だけで入居率が必ず上がるわけではない
外壁塗装を行えば、必ず空室が埋まるとは限りません。
家賃、間取り、立地、室内設備、募集条件なども入居率へ影響します。
ただし、外観の劣化が入居検討者の不安材料になっている場合は、塗装による印象改善が役立つことがあります。
既存入居者の安心にもつながる
適切なメンテナンスを行っていることは、現在住んでいる入居者に対しても、建物をきちんと管理しているという安心感につながります。
雨漏りや外壁剥落などのトラブルを未然に防ぐことは、長期入居の環境づくりにも関係します。
外壁塗装がアパート経営に与える主なメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 建物保護 | 外壁材への雨水・紫外線の影響を抑える |
| 外観改善 | 募集写真や内見時の印象を整える |
| 劣化の早期対応 | ひび割れやシーリング劣化を補修する |
| 事故予防 | 外壁材や鉄部の剥落リスクを抑える |
| 管理状態のアピール | 適切に維持管理している印象を与える |
入居中のアパート塗装を依頼する業者の選び方
アパート塗装では、塗装技術だけでなく、入居者対応と工程管理の経験が重要です。
集合住宅の施工経験を確認する
戸建住宅とアパートでは、連絡する相手や生活への影響が異なります。
入居者への案内、共用部分の安全管理、駐車場調整などに対応できる業者を選びましょう。
工事前の調査内容を確認する
外壁だけでなく、屋根、シーリング、鉄骨階段、共用廊下、防水層、雨樋など、建物全体を確認してもらいます。
入居者向け案内に対応できるか
工事案内文、週間工程表、洗濯物情報などを用意できる施工業者であれば、入居者への情報共有を行いやすくなります。
写真付き報告書を確認する
オーナー様が現場へ頻繁に行けない場合でも、施工前、施工中、施工後の写真があれば、工事内容を確認しやすくなります。
業者選びのチェック項目
- アパートや集合住宅の施工実績がある
- 入居者案内に対応できる
- 現場責任者が明確
- 苦情や緊急時の連絡体制がある
- 工程変更を速やかに知らせる
- 施工写真を残す
- 共用部分の安全管理を行う
FAQ|入居中のアパート外壁塗装でよくある質問
入居者が住んでいても外壁塗装できますか?
できます。アパートの外壁塗装は、入居者が生活している状態で行われることが一般的です。
全室が空室になるまで待つ必要はありますか?
通常は必要ありません。外部作業が中心のため、入居中でも施工できます。
工事中も入居者は普段どおり生活できますか?
室内で生活できますが、窓を開けられない日や、洗濯物を外へ干せない日などがあります。
工事期間はどのくらいですか?
建物の規模、工事範囲、天候によって異なります。戸数の多いアパートや補修箇所が多い場合は長くなります。
塗料のにおいは室内へ入りますか?
窓や換気口の位置、使用塗料、風向きによっては、においを感じることがあります。
水性塗料なら無臭ですか?
水性塗料でも完全な無臭ではありません。においの感じ方には個人差があります。
洗濯物は工事期間中ずっと干せませんか?
毎日干せないとは限りません。高圧洗浄日や施工面に近い日など、影響がある日を案内します。
ベランダの荷物はすべて撤去が必要ですか?
施工範囲によります。外壁、手すり、防水床などを施工する場合は移動が必要です。
エアコンは使えますか?
基本的には使用できますが、室外機周辺の施工や養生方法によって、一時的な制限が必要な場合があります。
窓は開けられますか?
高圧洗浄や塗装中は閉める必要があります。養生中は開閉できない場合があります。
室内へ作業員が入ることはありますか?
通常はありません。ただし、雨漏り調査や室内からしか入れないベランダなどでは、事前に了承を得て立ち入る場合があります。
足場があると空き巣が心配です
足場の出入口管理や戸締まりの呼びかけなど、防犯対策が必要です。
工事のお知らせはいつ配布しますか?
全体案内は工事開始の1~2週間前を目安にし、生活への影響が大きい工程は前日までに再通知するとよいでしょう。
雨で予定が変わった場合はどうしますか?
掲示、投函、メールなどで変更後の工程を知らせます。
入居者から苦情が出たら工事を中止しますか?
内容を確認し、改善できる点を対応します。直ちに全工事を中止するとは限りません。
夜勤の入居者がいる場合はどうしますか?
騒音の大きい作業日を事前に知らせ、可能な範囲で工程を調整します。
ペットがいても工事できますか?
できます。ただし、騒音やにおいに敏感な場合があるため、入居者へ事前に案内します。
駐車場の車は移動が必要ですか?
足場設置や飛散防止のため、一時移動をお願いすることがあります。
外壁塗装をすれば空室は埋まりますか?
必ず埋まるわけではありませんが、外観の印象改善は募集や内見時の評価に役立つ可能性があります。
入居者へ工事費を請求できますか?
建物の維持管理として行う外壁塗装費は、通常はオーナー側の負担です。
工事中に家賃を減額する必要がありますか?
通常の外壁塗装で直ちに家賃減額が必要になるとは限りません。生活への影響が著しく長期化する場合などは、管理会社や専門家へ相談してください。
まとめ
入居者が生活しているアパートでも、外壁塗装を行うことはできます。
外壁塗装のために全室を空室にする必要はなく、入居中に施工することが一般的です。
ただし、戸建住宅とは異なり、複数の入居者が生活しているため、工事品質だけでなく、事前案内、安全管理、防犯、騒音、においなどへの配慮が重要になります。
工事中は、
- 洗濯物を外へ干せない日がある
- 窓を開けられない時間がある
- 足場や高圧洗浄の音が発生する
- 塗料のにおいを感じることがある
- ベランダの荷物を移動する必要がある
- 駐車場や駐輪場の移動が必要な場合がある
など、入居者の生活へ一時的な影響が生じます。
これらの影響を完全になくすことは難しいものの、工事内容と予定を早めに知らせることで、不安や苦情を減らしやすくなります。
全体の工事案内は、工事開始の1~2週間前を目安に配布し、高圧洗浄、窓養生、ベランダ工事などは前日までに再度知らせるとよいでしょう。
また、足場設置中は2階や3階の窓付近まで移動しやすくなるため、足場出入口の管理、入居者への施錠の呼びかけ、防犯設備の確認なども必要です。
円滑に工事を進めるポイント
オーナー・管理会社・施工業者が連携し、誰が入居者へ案内するのか、問い合わせへ誰が回答するのか、工程変更をどのように知らせるのかを事前に決めておくことが大切です。
外壁塗装は、建物の美観を整えるだけの工事ではありません。
外壁材を雨水や紫外線から守り、ひび割れやシーリングの劣化を補修し、建物を長く維持するための重要なメンテナンスです。
外観が整うことで、募集写真や内見時の印象が良くなり、適切に管理されている物件であることを伝えやすくなるメリットもあります。
一方で、外壁塗装だけで必ず空室が解消するわけではありません。
工事を検討する際は、外壁、屋根、防水、鉄部、共用部分などの状態を確認し、建物に必要な工事を整理しましょう。
入居中のアパート塗装では、集合住宅の施工経験があり、入居者案内、写真管理、安全管理、苦情対応まで含めて進められる施工業者を選ぶことが重要です。
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