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外壁屋根塗装 シリコンとフッ素どちらがいい?

塗装の豆知識 2024.02.23 (Fri) 更新

シリコンとフッ素の違い

こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。

 

外壁塗装・屋根塗装を検討していく中で、シリコン塗料にするかフッ素塗料にするかで見積り金額が変わることに気付かれると思います。

今回は、シリコンとフッ素とは何が違い、どちらを選択したら良いかを解説していきます。

 

塗料の組成について

外壁・屋根塗装に使用される塗料は、大きく樹脂・顔料・添加物・溶媒の4種類から構成されます。

その中で、シリコンやフッ素というのは樹脂にあたり、樹脂の違いによって塗料の耐候性が変わってきます。

耐候性とは、塗膜がどれくらいもつのかを示すものであり、耐候性を次の塗り替えの目安にしたものが、期待耐用年数といいます。

一般的にシリコン樹脂で8~12年、フッソ樹脂で15~18年が次の塗り替えの目安となります。

 

シリコンとフッ素の性能の違い

基本的にシリコンとフッ素の違いは耐候性のみです。

発色や艶の出方など見た目による違いは、シリコンとフッ素で変わることはありません

見た目の違いはメーカーや製品によってや、水性タイプか弱溶剤タイプかでは若干の違いは出てきますが、樹脂の種類に起因するものではありません。

汚れやすさや、カビや藻が付きにくさについても樹脂の影響は多少ありますが、どの塗料メーカーも配合する添加剤などで調整を行っていることから、大きく差はありません。

そのため、性能を比較する際は何年先まで塗膜を保たせたいかの耐候性を検討するのが重要になります。

同じシリコンとフッ素でも、ラジカル制御タイプで耐候性が伸びている塗料も広く普及されてきています。

 

ラジカル制御形塗料については以下で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

ラジカル制御形塗料とはなにか?|現場ブログ|板橋区・練馬区の外壁塗装&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.co.jp)

 

シリコンとフッ素の価格の違い

耐候性が高くなるほど、塗料の価格も高くなります。

工事費用に換算すると、シリコン塗料で役2,000~3,500円、フッ素塗料で3,500~5,000円が相場となります。

価格の幅は使用するメーカーの違いや、塗装面積によって変動するためです。

外壁の塗装面積が25坪の建物でおよそ150㎡となりますが、その場合シリコンよりもフッ素の方が、40万円以上金額が高くなる場合があります。

 

シリコンとフッ素どちらがいい?

仮に上記の場合の40万円という金額は非常に高額になります。

一見高いためシリコンを選択する方も多いのも事実です。

しかし、今後も塗り替えはシリコンで約10年先に再度やらなければいけなくなります。

今のお住まいに今後30年以上住み続けることを考えると、シリコンで2回以上塗り替えをしなければいけません。

それをフッ素塗料にすることで、回数を減らすことが可能になります。

トータルの工事費用から考えると、工事回数を減らす方が最終的にお得になります。

また塗装工事は、1カ月近く足場がかかり窓の閉会やエアコンの使用に制限が出ます。

そのような手間やストレスの回数も減らせることを考えると、シリコンではなくフッ素にするメリットの方が多いとも言えます。

 

まとめ

今回は、シリコンとフッ素のどちらにしたら良いかについて解説してきました。

外壁・屋根塗装は必ずやらなければいけないリフォーム工事の一つです。

一回の工事費用をなるべく抑えることも重要ですが、長い目で見てどちらにすべきかを十分に検討することをお勧めします。

 

大谷建装工業では、板橋区を中心に無料で外壁・屋根の劣化診断やお見積りを承ります。

カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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