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外壁の塗り替えのタイミング?チョーキングとは?

2024.01.18 (Thu) 更新

こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。

 

ご自宅の外壁の塗り替えタイミングがいつなのか悩まれている方もいるかと思います。

外壁塗装について少し調べてみると「チョーキング」という言葉が必ず出てきます。

塗装の寿命や塗り替えの時期を図る上でとても重要な現象の一つなのがチョーキングです。

外壁塗装を検討している方は知っておくべき内容となります。

 

今回は、チョーキング現象がどのようなものなのかの説明だけでなく、ご自宅が外壁塗装をするべきタイミングなのかが分かる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

 

外壁のチョーキングについてと発生原因

外壁チョーキング

チョーキング現象とは、外壁を手で触れた時にチョークのような白い粉が付くことを指します。

この白い粉は、塗料に含まれる酸化チタン(白色顔料)が分解されたものです。

チョーキングの発生する要因は主に以下になります。

 

経年劣化によるもの

チョーキングの原因のほとんどは経年劣化によるものです。

塗料に含まれる樹脂や顔料、添加剤などの多くは有機物で構成されています。

太陽光からの熱や紫外線、雨風にさらされ続ける外壁は年数が経つと劣化してしまいます。

特に紫外線の影響を受けやすい建物の南面の外壁などの場所ではチョーキングは発生しやくなります。

チョーキングが発生する時期は建物の環境や使用されている外壁材や塗料によって幅があります。

一般的に新築から10年前後で発生することが多く、一度塗り替えをしている場合は塗料の耐用年数に応じて異なります。

シリコン塗料で1012年、フッ素塗料で1518年程度でチョーキングが起きてくる可能性があります。

 

塗装時の施工不良によるもの

チョーキングが新築から間もなく発生したり、塗り替え後に耐用年数よりもかなり早く発生した場合は、塗装時の施工不良が原因の可能性もあります。

施工不良の内容としては、現場での塗料の調合を誤った方法で行っていたり、水やシンナーでの希釈量が規定量でない場合があります。

また、規定の量が塗付されていなかったり、塗り残しがあると塗料の性能を発揮できず早期に劣化する要因となります。

その他には、建物の環境や条件に適していない塗料を使用した場合にも耐用年数よりも早くチョーキングや劣化が起きる可能性があります。

このような施工不良が原因でのチョーキングの発生は施工から数年で発生します。

メーカーの保証期間内にも関わらずチョーキングが現れている場合は、早急に塗装業者に相談して再塗装などの対応を依頼することをお勧めします。

 

外壁のチョーキング現象は放置すると危険

チョーキング現象は塗膜劣化が起きている状態のため、家を守る塗装としての役割が弱まっていることになります。

耐久性や防水性など本来の性能が低下していることから、雨水が侵入してコケやカビが発生したり、ひび割れが起きたりする可能性も高くなります。

チョーキング現象は自然に治まることはなく、放置するとどんどん劣化が進んでいきます。

劣化状況がひどくなるほど手直しのコストや時間がかかってしまいますので、チョーキングが確認されたら塗り替えの検討をお勧めします。

 

チョーキング現象の確認方法

チョーキングの状況は塗装業者やリフォーム業者に依頼しなくてもご自身でも確認することができます。

 

外壁を触った時に白い粉がつくか

チョーキング現象が起きている外壁は、触った時に白い粉がつきます。

太陽がよく当たる外壁を指でなぞってみて、白い粉がつくなら塗膜表面に劣化が起きていると判断できます。

指に白い粉がつくだけでなく、外壁自体が退色していたり、粉状のものが飛んでいたりしたら著しく劣化が進んでいる証拠です。

モルタル外壁や窯業(ようぎょう)サイディング外壁などは、劣化した際にチョーキング現象が起こりやすい素材のため状態を把握しやすいですが、外壁や塗料の種類によってはチョーキングが起きないものもあります。

「リシン」や「ジョリパット」のような石の粒を塗料に配合したざらつきのあるものはチョーキングが発生しません

その他にも、クリヤー塗料のような透明の保護膜をかける塗料も白い粉の成分である酸化チタンが配合されていないため発生しません。

チョーキングが発生しないからといって劣化していないという訳ではありません。

このようなタイプの外壁の場合は、クラック(ひび割れ)や退色、艶の低下などその他の劣化要因も合わせて確認する必要がありますが、こちらは専門業者へ状況の確認を一度見てもらうことをお勧めです。

また、塗膜表面の色によって、白い粉ではなく、茶色や黒色の粉がつく場合もあるので、判断しにくい場合は専門の業者に調べてもらいましょう。

 

水に濡れた時の外壁が変色するか

劣化した外壁は防水性が低下しているため、水に濡れた時に変色します。

雨が降った後や、水をかけた際に濡れ色の変化が確認できたらチョーキングが起きているといえます。

外壁の防水効果がなくなってしまうと雨漏りが起こる原因にもなるので早めの対策をとりましょう。

 

チョーキングを起こした外壁の対策

チョーキングが起きた外壁は、高圧洗浄で粉を洗い流し、塗装の塗り替えを行う必要があります。

 

【洗浄作業】

まずはチョーキングが起きている外壁を高圧洗浄で洗い流していきます。

洗浄作業は簡単なように見えますが、丁寧に作業を行わないと塗料がつきにくくなったり、チョーキングを再び引き起こしやすくなったりするため注意が必要です。

さらに、高圧洗浄の圧力調整を間違えた場合、外壁自体に負担をかけることもあります。

白い粉が出ているからといって、自分で洗い流したり、ブラシでゴシゴシとこすって落とそうとしたりするのは避けましょう。

 

【下塗り】

高圧洗浄で粉を洗い流した後は、上塗り塗料を密着させるために「プライマー」や「シーラー」と呼ばれる下塗り材を塗っていきます。

外壁にひび割れなどのトラブルが起きている場合は、下塗りを行う前に補修作業も行います。

高圧洗浄での作業や下塗りを怠ると塗膜剥がれや再度チョーキングの原因になるため、外壁リフォームは下地処理をしっかりと行うことが重要です。

 

【上塗り】

下地処理と下塗り終わったら、上塗り塗料を塗っていきます。

塗料には多くの種類がありますが、耐候性の高い塗料ほどチョーキングが発生しにくくなります。

シリコンやフッ素など耐用年数や性能が異なるため、外壁の種類や既存の塗装状態、雨が多い、日差しが強く当たるなど建物がさらされる環境を考慮して塗料を選ぶのがポイントです。

耐候性が高いほど価格も高くなりますので、予算との兼ね合いも考慮して検討が必要です。

しかし、1回の工事費用で考えると高い場合でも、長期的な目で見ると塗り替えの回数を減らすことができてトータルメンテナンスコストは安く済む場合もあります。

 

外壁にチョーキングが起こったら塗り替えのサイン

チョーキングは外壁の塗り替えタイミングを知らせるサインです。

そのまま放置すると外壁の耐久性に影響を与えたり、ひび割れなどのトラブルを起こしたりする可能性があります。

しかし、費用を抑えたいからといって、DIYで外壁塗装をするのはお勧めしません。

塗装工事は劣化現象をきちんと確認して、下地処理も適切に行うのが鉄則です。

そのためには、正しい知識と技術力が必要なので、専門の業者に任せるのが懸命です。

ただし、チョーキングは劣化が起きているのが分かりやすいため、中には緊急の状態でないにも関わらず「早急に塗装工事が必要だ」と焦らせて契約させる悪徳業者もいます。

外壁の塗り替えは費用や施工内容の説明もしっかり行うような信頼のおける外壁塗装業者に依頼しましょう。

 

まとめ

今回はチョーキングと原因と対策について解説してきました。

チョーキング自体は外壁の劣化では初期の段階です。

緊急性は低いものの、放置するとさらなる劣化を引き起こす可能性がありますので塗り替えの検討を始めても良い時期と言えます。

 

大谷建装工業では、板橋区を中心に無料で外壁・屋根の劣化診断やお見積りを承ります。

カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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