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【外壁塗装】モルタル外壁で起こりやすい症状とメンテナンス方法|板橋区の専門店が徹底解説

塗装の豆知識 2025.11.26 (Wed) 更新

こんにちは。板橋区の防水工事、屋根・外壁塗装専門店の大谷建装工業です。

 

モルタル外壁は日本の住宅で長年採用されてきた外壁材で、

重厚感のある外観や自由なデザイン性から現在も根強い人気があります。

しかし、適切なメンテナンスを行わずに放置してしまうと、

ひび割れや剥離などの劣化症状が進行し、

建物内部へ雨水が侵入してしまうケースも少なくありません。

この記事では、モルタル外壁で起こりやすい劣化症状の特徴と、

正しいメンテナンス方法を板橋区の外壁専門業者の視点で詳しく解説します。

モルタル外壁の劣化を早期に見極め、適切な対応を行うための参考にしてください。


1. モルタル外壁とは?特徴とメリット・デメリット

モルタル外壁は、セメント・砂・水を混ぜ合わせた塗り素材で、職人の手作業により仕上げます。

メリット

  • デザイン性が高い(リシン、スタッコ、吹付けタイルなど多様な仕上げ)

  • 耐火性に優れる

  • 継ぎ目がなく雨水が入りにくい構造

  • 重厚で高級感のある見た目

デメリット

  • ひび割れが起きやすい

  • 吸水性があり水を含むと劣化が進行する

  • 定期的な塗装メンテナンスが必須

  • 職人の腕に仕上がりが左右されやすい

モルタルはメリットも多いですが、適切にメンテナンスをしなければ劣化しやすい素材であることも理解しておく必要があります。


2. モルタル外壁で起こりやすい症状トップ6

(1)ヘアークラック(細いひび割れ)

髪の毛ほどの細いひび割れで、経年劣化で自然に発生します。

放置してもすぐに雨漏りにつながるわけではありませんが、塗膜の防水性が落ちているサインです。

ヘアクラック

特徴

  • 幅0.3mm以下の細いひび

  • 外壁表面の劣化により発生

  • 放置するとクラックが広がる可能性あり

(2)構造クラック(太いひび割れ)

建物の揺れや下地の動きが大きくなると発生します。

構造クラック

特徴

  • 幅0.3mm以上

  • 深さも5mm以上になるケースが多い

  • 雨水が浸入し内部腐食を起こす可能性が高い

  • シーリングや補修材での処理が必須

構造クラックは早期の対処が必須です。

(3)塗膜の剥がれ・浮き

モルタル外壁は吸水性が高いため、塗膜が劣化すると水を含みやすくなり、塗膜の浮き・剥がれにつながります。

塗装 剥がれ

原因

  • 下塗り不足

  • 下地処理の不備

  • 経年劣化

  • 水分が抜け切らないまま塗装した施工不良

塗膜剥がれは外観の悪化だけでなく、雨漏りの前兆でもあります。

4)チョーキング現象(白い粉)

外壁を触ると白い粉が手につく状態です。

原因

  • 塗膜が紫外線で分解される

  • 防水性の低下

チョーキングが出たら塗り替え時期の明確なサインです。

(5)カビ・苔(緑・黒の汚れ)

モルタルは放っておくと水分を吸うため、日当たりが悪い場所ではカビや苔が付着しやすくなります。

外壁に藻・苔が発生している写真

放置すると?

  • 美観の悪化

  • 外壁の脆弱化

  • 塗膜の劣化促進

(6)モルタルの浮き・剥離(最も危険)

内部のラス(下地金物)が腐食したり、モルタルが建物の動きに追従できない場合、外壁が浮き上がったり、最悪の場合落下します。

構造クラックの写真

原因

  • 長期間放置

  • 雨水浸入による内部腐食

  • 凍害

  • 施工不良

建物の安全にも関わる症状です。


3. 症状別の正しいメンテナンス方法

(1)ヘアークラックの補修

  • フィラー(ひび割れ補修材)で埋める

  • 下塗りで表面を整える

  • 上塗り2回で仕上げ

軽度であれば塗装と併せて補修されます。

(2)構造クラックの補修

  • Uカット工法(ひび割れをU字に切り、シーリング材を充填)

  • Vカット工法(浅い場合)

  • 補修後に塗装

深いひび割れは必ずカット補修を行います。

3)塗膜の剥がれ・浮きの補修

  • 剥がれ部分をケレン(除去)

  • 下地の調整(カチオン系フィラー使用)

  • 適切な下塗りを入れて再塗装

浮きを放置すると悪化するため注意。

(4)カビ・苔の除去

  • 高圧洗浄(バイオ洗浄を併用すると効果的)

  • 防カビ・防藻効果のある塗料の使用

湿気の多い場所は特に保護が大切です。

(5)モルタルの浮き・剥離の補修

  • エポキシ樹脂注入工法

  • 浮き部分を撤去して再塗り

  • 軽微な部分はピンニング工法で固定

重大な劣化なので早期対処が重要です。


4. モルタル外壁を長持ちさせるためのメンテナンス周期

一般的にモルタル外壁の塗装周期は 10〜15年 が目安とされています。

定期点検で見るべきポイント

  • ひび割れの有無と大きさ

  • カビ・苔の発生具合

  • チョーキングの有無

  • 塗膜の剥がれ

  • 外壁の浮き音(打診検査)

定期的な点検を行うことで、雨漏りなどの深刻なトラブルを未然に防げます。


5. モルタル外壁におすすめの塗料

●シリコン塗料

  • コスパが良い

  • 標準的な耐久性(10〜13年)

●ラジカル制御塗料

  • チョーキングに強い

  • 汚れに強い

  • 最近の主流(12〜15年)

●フッ素・無機塗料

  • 高耐久(15〜20年以上)

  • メンテナンス頻度を減らしたい方におすすめ


6. モルタル外壁のひび割れを放置するとどうなる?

放置は非常に危険です。

放置すると起きる問題

  • 雨漏り発生

  • 下地の腐食

  • モルタル落下の危険

  • 施工費用が高額になる(補修が大規模化)

早めのメンテナンスはコスト節約にもつながります。


7. まとめ

モルタル外壁は美しく丈夫な外壁材ですが、

ひび割れ・汚れ・剥離などの劣化を放置すると雨漏りや落下事故につながる危険があります。

気になる症状があれば早めに専門業者に相談し、状態に合った補修・塗装を行うことが非常に重要です。

 

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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