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【外壁塗装】塗膜がベタつく原因と対処方法

塗装の豆知識 2025.12.18 (Thu) 更新

こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。

触るとペタペタするのは危険信号?劣化・施工不良の見分け方

外壁を触ったときに

「なんだかベタベタする」

「手に汚れがつくわけではないけど、粘つく感じがある」

このような症状に気づいたことはありませんか?

外壁の塗膜のベタつきは、見た目以上に重要な劣化サインです。

放置すると、汚れの付着・美観低下・防水性の低下につながり、

結果的に外壁の寿命を縮めてしまう可能性があります。

この記事では、

・外壁の塗膜がベタつく原因
・劣化なのか施工不良なのかの判断基準
・放置した場合のリスク
・正しい対処方法と再発防止策

を、外壁塗装の専門業者の視点でわかりやすく解説します。


外壁の塗膜がベタつくとはどんな状態?

塗膜のベタつきとは、外壁表面を触った際に、

・粘着質のような感触がある
・ホコリや花粉が異常に付着しやすい
・乾いているはずなのにサラサラしていない

といった状態を指します。

チョーキング(白い粉が手につく劣化)とは異なり、

見た目では分かりにくいケースが多いため、見逃されがちです。

しかし、この症状は塗膜の性能低下を示しており、

決して軽視してはいけません。


外壁の塗膜がベタつく主な原因

① 塗料に含まれる可塑剤の浮き出し

最も多い原因が、塗料成分の一つである可塑剤の滲み出しです。

可塑剤とは、塗膜を柔らかく保つために配合されている成分で、

紫外線や熱の影響を長年受けることで、表面に浮き出てくることがあります。

特に起こりやすい条件

・南面や西面など日当たりが強い外壁
・濃色系(黒・濃いグレー・紺など)の外壁
・築10年以上経過している住宅

可塑剤が表面に出ると、塗膜が粘着質になり、

汚れを引き寄せやすくなります。

可塑剤(かそざい)とは
プラスチックや塗料に柔らかさや伸びを持たせるために加えられる成分です。

塗膜の割れを防ぐ役割がありますが、

時間の経過や熱・紫外線の影響で表面ににじみ出ることがあり、

これがベタつきや汚れの付着原因になる場合があります。


② 紫外線による塗膜の化学変化

外壁は毎日、紫外線・雨・風にさらされています。

長期間紫外線を浴び続けることで、塗膜の樹脂成分が分解され、

表面が劣化し、ベタつきを起こすことがあります。

この状態は、

塗膜が「防水性能を失い始めているサイン」でもあります。


③ 塗料の乾燥不良(施工時の問題)

施工不良が原因でベタつくケースもあります。


・気温や湿度が高すぎる状態で施工された
・乾燥時間を十分に取らず重ね塗りした
・塗料を必要以上に厚塗りした

この場合、塗膜が完全に硬化せず、

施工後数ヶ月〜数年でベタつきが発生します。


④ 塗料の選定ミス(外壁材との相性)

外壁材と塗料の相性が悪い場合も、

ベタつきの原因になることがあります。

特に注意が必要なのが
・サイディング外壁に不適切な塗料を使用
・下塗り材の選定ミス
・メーカー仕様を無視した施工

見た目はきれいでも、数年後に不具合が出る典型例です。


塗膜のベタつきを放置するとどうなる?

① 汚れが異常に付きやすくなる

ベタついた塗膜は、
・ホコリ
・排気ガス
・花粉
・雨だれ汚れ

を強く吸着します。

結果として、外壁がすぐに黒ずみ、

「まだ塗り替えてそんなに経っていないのに汚い」

という状態になります。


② 防水性能が低下する

塗膜は外壁を雨水から守る防水バリアです。

ベタつき=塗膜劣化が進行している状態なので、

防水性能が低下し、雨水を弾けなくなります。

これが進むと、

・外壁内部への水の侵入
・ひび割れの悪化
・雨漏りの原因

につながる可能性があります。


③ 塗り替え時期を逃すと補修費用が増える

初期段階で対処すれば

「洗浄+再塗装」

で済むことが多いですが、

放置すると
・外壁材の傷み
・下地補修
・コーキング打ち替え

が必要になり、工事規模が大きくなります。


外壁の塗膜がベタついたときの正しい対処方法

① まずは外壁診断を受ける

ベタつきの原因が
・経年劣化なのか
・施工不良なのか

によって、対処方法は大きく変わります。

自己判断は難しいため、

外壁塗装の専門業者による診断が重要です。


② 高圧洗浄で改善するケース

軽度の場合は、

高圧洗浄で表面の可塑剤や汚れを除去することで

一時的に改善することもあります。

ただし、これは応急処置であり、

根本解決ではありません。


③ 劣化が進んでいる場合は再塗装

以下に当てはまる場合は、再塗装が必要です。

・ベタつきが広範囲に及んでいる
・塗装から10年以上経過している
・防水性の低下が見られる

再塗装時は、
・下地処理
・下塗り材の選定
・塗料のグレード

が非常に重要になります。


塗膜のベタつきを再発させないためのポイント

・耐候性の高い塗料を選ぶ

フッ素・無機・高耐久シリコンなど、

紫外線に強い塗料を選ぶことで、劣化を抑えられます。

・施工実績のある業者に依頼する

メーカー仕様を守り、

乾燥時間・塗布量を管理できる業者が重要です。

・定期点検を行う

5〜10年に一度の点検で、劣化を早期発見できます。


まとめ|外壁のベタつきは「塗り替えサイン」の一つ

外壁の塗膜がベタつく原因は、

・紫外線による経年劣化
・可塑剤の滲み出し
・施工不良
・塗料選びのミス

などが考えられます。

放置すると

美観の低下・防水性能の低下・雨漏りリスク

につながるため、早めの点検と対応が大切です。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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