外壁のチョーキングが手につかない場合でも劣化していることはある?|板橋区の専門業者が徹底解説
こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。
外壁塗装の劣化サインとしてもっとも有名なのが 「チョーキング現象(白亜化)」 です。
外壁を触ったときに、手に白い粉が付くあの状態です。
しかし実際には、
-
触っても粉がつかない
-
まだ綺麗に見える
-
ツヤも残っているように感じる
にも関わらず、外壁がすでに劣化しはじめているケースが少なくありません。
本記事では、
「チョーキングが出ていなくても劣化している理由」
「チョーキングが出ない外壁の種類」
「粉がつかなくても外壁塗装が必要な状態」
などを、板橋区で多くの住宅を診断してきたプロの視点で詳しく解説します。
これから外壁の状態チェックを行う方や、塗装時期に迷っている方にとても役立つ内容です。
ぜひ参考にしてください。
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■チョーキングとは?まずは基礎から解説

チョーキング(白亜化)とは、
外壁に塗られた塗料の樹脂が紫外線で分解され、表面に顔料が粉状に浮き出てくる現象
です。
これは塗膜劣化の初期症状として知られ、一般的には塗り替えの分かりやすい判断基準となります。
しかし――
✔ チョーキングは劣化の「一要素」にすぎない
✔ 出るかどうかは素材・塗料・環境で変わる
という事実を知らない人も多く、
「粉がつかない=劣化していない」と誤解されがちです。
実際には チョーキングが出ない外壁でも劣化は進行します。
ではその理由を見ていきましょう。
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■チョーキングが出ないのに外壁が劣化する理由
① 塗料の樹脂が劣化しても粉化しない種類がある
塗料の種類によって、紫外線劣化の進み方が違います。
・フッ素塗料
・無機塗料
・ラジカル制御塗料
これら高耐候塗料は劣化しにくく、
劣化しても粉として表面に現れにくい性質を持っています。
また、濃い色の外壁は粉が目立ちにくいので、
「劣化していないように見える」だけの可能性もあります。
② 金属サイディングはそもそもチョーキングが起こりにくい
板橋区でも増えてきた ガルバリウム鋼板の外壁。
金属系外壁は、
-
塗膜が非常に薄い
-
分解しても粉化しにくい
-
表面がツルツルで粉が乗りにくい
という特徴があり、チョーキングが分かりづらい素材です。
③ クリヤー塗装は白い粉が付かない
最近人気の クリヤー塗装(透明塗装) は、
もともと顔料を含まないため、白い粉が発生しません。
劣化していてもチョーキングでは判断できないため、
光沢の低下・細かなひび割れ などで判断する必要があります。
④ 北面や日陰面はチョーキングが起きにくい
紫外線が当たりづらい面では劣化の進む方向が異なり、
粉化が確認しにくいケースが多いです。
逆に、紫外線が強い南面・西面はチョーキングが出やすい傾向があります。
⑤ すでに粉が流れ落ちてしまっている可能性もある
チョーキングは粉が浮く現象ですが、
-
雨がよく当たる
-
外壁がザラザラしている
-
勾配が強い部分
などでは、粉が雨で流れ落ちてしまい、手につかないこともあります。
つまり、 チョーキングが出ない=劣化していない、は大きな誤解 です。
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■粉がつかなくても危険!外壁の劣化サイン
ここからは、チョーキング以外に確認すべき劣化症状を紹介します。
ひとつでも当てはまれば、塗装の検討が必要です。
① 色あせ・ツヤ引け(光沢の喪失)
外壁の色が薄く見えたり、ツヤが消えてマットな印象になっていたら、
すでに表面の塗膜が劣化し始めています。
特にクリヤー塗装はチョーキングが出ないため、
ツヤの変化が最重要チェックポイント です。
② コケ・藻・黒カビの発生
塗膜の防水性が低下すると外壁が水を吸いやすくなり、
コケや藻が発生しやすくなります。
手が粉で汚れなくても 防水機能はほぼ失われている状態 です。

③ ひび割れ(ヘアークラック〜構造クラック)
紫外線劣化・温度変化・地震など、あらゆる影響で塗膜や下地にひびが入ります。
-
0.1mm程度のヘアークラック
-
1mm以上の構造クラック
ひび割れが進むと雨水が侵入し、雨漏りリスクも高まります。

④ コーキングのひび割れ・剥離
サイディング外壁では、コーキングの劣化がもっとも多い症状のひとつ。
-
ひび割れ
-
肉やせ
-
剥離
これらは外壁本体の劣化以上に雨漏りの原因になりやすいため、
早めのメンテナンスが必要です。

⑤ 塗膜の膨れ・剥がれ
塗膜が劣化すると紫外線や湿気に耐えられず、膨れたり剥がれたりします。
塗膜剥離は完全に保護機能を失っている状態なので、
放置するとサイディング自体が腐食・変形する恐れがあります。

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■チョーキングが出ない外壁の劣化はどう判断する?
プロが現場調査で行う診断項目を簡単に解説します。
① 防水性テスト(吸水検査)
外壁に少量の水をかけ、表面がどう反応するかを確認します。
-
水が弾く → まだ防水性が残っている
-
すぐ染み込む → 劣化している
とても有効な診断方法です。
② 光沢測定(ツヤの変化)
ツヤの消失は塗膜劣化の代表的なサイン。
プロは角度を変えながら光の反射をチェックします。
③ ひび割れの種類と深さの確認
ひび割れがどの層まで入っているかを判断し、
塗装で済むのか補修が必要か判断します。
④ コーキングの状態確認
コーキングの寿命は一般的に 5〜10年。
塗膜より早く劣化することが多いため、重要な診断ポイントです。
⑤ サイディングの反り・浮き
サイディング外壁では、
-
釘の抜け
-
ボードの変形
-
反り・浮き
などの症状が見られる場合、塗装では修復できず 部分交換が必要 なこともあります。
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■チョーキングが出ない外壁でも放置するとどうなる?
粉がつかないからといって放置していると、次のような被害につながります。
① 雨水が染み込みサイディングが反る・膨張する
塗膜の防水性が失われると、外壁材そのものが吸水しはじめます。
その結果、
-
反り
-
ひび割れ
-
変形
-
ボードの内部腐食
など、より深刻なトラブルに発展します。
② コーキング割れから雨漏りが起きる
外壁本体は劣化していなくても、
コーキングが劣化しているだけで雨漏りが起こります。
雨漏りは放置すると、
-
断熱材が濡れてカビ発生
-
柱や梁が腐る
-
シロアリを呼び込む
といった深刻な被害に拡大します。
③ 塗装では修復できないレベルに悪化する
劣化が進むと、
塗装の範囲を超えて 外壁材そのものの交換(張り替え) が必要になることがあります。
そうなると塗装に比べて費用が非常に高額になり、
コスト面でも大きな損失につながります。
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■まとめ|チョーキングがない=劣化していないではない!
本記事のポイントをまとめます。
●チョーキングが出なくても劣化は進む
-
金属サイディング
-
クリヤー塗装
-
高耐候塗料
-
北面や日陰
これらは粉が出にくい。
●粉がつかなくても劣化判断できるポイント
-
色あせ
-
ツヤの消失
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コケ・藻の発生
-
コーキングの割れ
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ひび割れ
-
塗膜の剥がれ
●早めのメンテナンスが長持ちの秘訣
外壁塗装は「まだ大丈夫かな?」と思ってから
数年間で一気に劣化が進むケースが多く見られます。
正しい判断のためには、 プロの現地調査がもっとも確実 です。
大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。
また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。
無料外壁屋根診断|板橋区・練馬区の外壁塗装&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.co.jp)
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塗料を選択して概算見積りも可能です。
まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。
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それではまた。
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