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外壁の素地が見えるほど色あせてきたら危険?劣化サインを解説

塗装の豆知識 2025.12.08 (Mon) 更新

こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。

 

外壁は毎日、紫外線・雨風・排気ガス・気温変化といった過酷な環境にさらされています。

 

そのため、築年数が経つにつれて色あせが発生するのは当然のことですが、

 

色あせの程度によっては早急なメンテナンスが必要な“危険サイン” である場合もあります。

 

特に 素地(下地)が透けて見えるほど色あせている外壁 は、塗膜が本来の役割を果たせなくなっている可能性が高く、

 

放置すると雨漏りなどの深刻なトラブルに発展することもあります。

 

この記事では、
・外壁の色あせが起こる原因
・どこからが危険な色あせなのか
・素地が見えたときに起きるリスク
・放置した場合の最悪のトラブル
・早めに取るべき対策

を、板橋区で数多くの外壁塗装工事を行ってきた専門業者の視点で詳しく解説します。

外壁の見た目が気になりはじめた方は、ぜひ参考にしてください。


外壁が色あせる主な原因

外壁の色あせは、経年劣化の代表的な現象です。まずは、なぜ色あせが起きるのかを理解しておきましょう。

1. 紫外線による塗膜の分解

外壁の劣化原因のトップは紫外線です。

塗料に含まれる樹脂が紫外線で分解されることで、色が薄れていきます。

特に南面は日当たりが強いため、色あせが早く進む傾向があります。

2. 雨風・排気ガスによる劣化

雨の酸性成分、粉じん、排気ガスなどが付着し、塗膜を徐々に劣化させます。

汚れが付着しやすい環境の住宅では色あせも早く進行します。

3. 塗料の耐候性不足

耐候性の低い塗料で施工されている場合、色あせの進行が早く見られることがあります。

特にアクリル塗料や低グレードのシリコン塗料では顕著です。

4. 施工不良

塗布量不足、乾燥時間の不足、下塗り不良などがあると、本来よりも早く退色が進みます。


どこからが危険?色あせの進行段階

色あせには段階があります。危険性が高いのは、単なる色の変化ではなく、塗膜性能が失われている状態です。

以下のように進行します。

【軽度】:表面の色が薄くなる/やや白っぽく感じる

見た目の問題であり、すぐに危険な状態ではありません。

とはいえ、塗膜の分解はすでに始まっています。

【中度】:ツヤがなくなる/触ると粉がつく(チョーキング)

紫外線で塗膜が分解され、粉化した状態。

この段階で防水性能が低下し始めています。

外壁チョーキング

【重度】:模様が剥げてくる/色ムラがひどい

水が浸透しやすく、外壁材そのものを傷め始めている可能性があります。

【危険】:素地(下地)が見えてくる/外壁材の色が露出

塗膜は完全に役割を失っている状態です。

雨水が外壁材に直接触れ、内部劣化が進むため、早急な対応が必要です。

外壁の色あせは“見た目の問題”と軽視されがちですが、 素地が見えるほどの色あせは間違いなく危険信号 といえます。

塗装 剥がれ


素地が見えるほど色あせた外壁が危険な理由

素地が見える=塗膜の機能喪失

これは、外壁が無防備な状態になったことを意味します。

では、具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか。

1. 外壁材が雨水を吸収しやすくなる

モルタル・窯業系サイディングなどは水を吸いやすい素材です。


塗膜がない状態では雨水が直接外壁に浸透し、内部の劣化が急速に進みます。

2. 反り・浮き・割れが発生する

雨水を吸った外壁材が乾燥を繰り返すことで、


・膨張
・収縮

が繰り返され、外壁材が反ったり、割れやすくなります。

3. コーキングの劣化を加速させる

外壁材が動くことで目地コーキングも負荷を受け、


ひび割れ → 破断 → 雨漏り


という悪循環を引き起こします。

4. 防水層を越えて建物内部へ浸水する可能性

素地露出が続くと、


・壁内部の断熱材
・柱、梁などの構造材

にまで湿気が及び、建物の耐久性が低下します。

5. 雨漏りへ発展する

外壁の色あせだけでは雨漏りしないと思われがちですが、


実際には 外壁劣化が原因の雨漏りは非常に多い です。


放置するとどうなる?最悪のトラブル例

色あせを放置することで起きる代表的なトラブルを紹介します。

・外壁材の剥離(張り替えが必要)

下地まで傷むと塗装では対応できず、サイディングの張り替えが必要になるケースがあります。

・内部腐食による大規模補修

柱・梁が腐ると、外壁塗装どころか構造補修が必要になることも。

・ベランダ・サッシまわりの雨漏り

外壁からの浸水は、開口部周りに集中しやすく室内に雨染みが出ることがあります。

・断熱性能の低下/カビの発生

湿気を含んだ断熱材が機能を失い、室内環境にも悪影響を及ぼします。

放置期間が長いほど修繕費は高額になります。


外壁が色あせたときの正しい対処法

素地が見えるほど色あせている場合、早めの外壁塗装が最も効果的な対策 です。

以下の手順でメンテナンスするのが一般的です。

1. 専門業者による現地調査(無料で実施している業者も多い)
目視や計測、劣化状況の確認を行い、必要な補修内容を判断します。

2. 下地補修

・ひび割れ補修
・浮き補修
・コーキング打ち替え

などを行います。

3. 下塗り(重要)

素地が露出している場合、下塗り材の選定が非常に重要です。


浸透性シーラーやフィラーを使い、脆弱部を強化します。

4. 中塗り・上塗り

耐候性の高い塗料で丁寧に塗装します。

特に板橋区など都市部では低汚染塗料の使用が効果的です。


外壁を長持ちさせるための予防策

・耐候性の高い塗料(シリコン/フッ素/無機)を選ぶ
・定期的に外壁の点検を行う(5年に1回)
・チョーキングが出たら早めに相談
・軒の少ない家は早めのメンテナンスを意識する

外壁の色あせは、早期発見がとても重要です。


まとめ

外壁の色あせは劣化の初期サインですが、素地が見えるほどの色あせは早急に対応すべき危険な状態 です。

放置してしまうと、


・外壁材の反り・剥離
・内部腐食
・雨漏り

など、大規模なトラブルにつながる可能性があります。

外壁の色が気になりはじめたら、まずは専門業者に相談することをおすすめします。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

無料外壁屋根診断|板橋区・練馬区の外壁塗装&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.co.jp)

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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