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【外壁塗装】サイディング外壁の劣化サインを見逃さないためのチェックポイント

塗装の豆知識 2025.11.11 (Tue) 更新

こんにちは。板橋区の防水工事、屋根・外壁塗装専門店の大谷建装工業です。

 

住宅の外壁として主流となっている「サイディング」。

 

デザイン性が高く、耐久性にも優れていますが、メンテナンスをしないまま放置すると劣化が急速に進行する素材でもあります。

 

特に、サイディング外壁はパッと見ではわかりづらい劣化症状が多いため、

 

「気づいたら反っていた」

「シーリングが割れて雨漏りしていた」

 

といったトラブルへ発展しがちです。

 

この記事では、サイディング外壁の劣化サインと、自分でできるチェックポイント、

 

さらに、劣化を放置するとどうなるか、修繕のタイミングまでを板橋区の外壁専門店・大谷建装工業が詳しく解説します。


1. サイディング外壁の劣化はなぜ起こるのか?

サイディングは性能の高い建材ですが、次のような要因で少しずつ劣化が進みます。

● 紫外線(UV)の影響

サイディングがもっともダメージを受けるのが紫外線です。

表面の塗膜が分解され、色あせやひび割れの原因になります。

● 雨水による浸食

塗膜が劣化すると、雨水が内部へ浸透し、反り・割れを引き起こします。

● 温度変化

夏の高温・冬の寒さによる膨張と収縮を繰り返すことで、ボードに負荷がかかり劣化が進みます。

● シーリング材の劣化

いわゆる「目地」の部分は紫外線・雨水に弱く、サイディングより先に劣化します。

放置すれば雨漏りの原因となります。


2. サイディング外壁の劣化サイン(早期〜重度まで)

ここでは、一般的な住宅で実際に見られる代表的な劣化症状を紹介します。

一つでも当てはまったら、点検をおすすめします。


① 色あせ・艶(ツヤ)引け

【劣化レベル:初期】

外壁の色が薄くなってきた、艶がなくなってきたという症状は、塗膜が紫外線により劣化している初期サインです。

放置すると:

  • 防水性が低下

  • 次の段階の劣化(チョーキング)へ進行


② チョーキング(触ると白い粉がつく)

【劣化レベル:中期】

外壁を触ると白い粉が指につく現象です。

塗膜が粉状に劣化しており、塗り替えサインとして最も分かりやすい症状です。

放置すると:

  • 雨水を吸いやすくなる

  • 外壁材自体の劣化が進む


③ コーキング(シーリング)のひび割れ・切れ

【劣化レベル:中期〜重度】

サイディングの継ぎ目にあるシーリング材が固くなり、割れたり剥がれたりする状態です。

放置すると:

  • 目地から雨水が浸入

  • 壁内部が湿気を帯びてカビ

  • サイディングが腐食・膨れ

シーリングの劣化は雨漏りの最大の原因です。


④ サイディングの反り・浮き

【劣化レベル:重度】

サイディングが浮いて影ができている、板が反って出っ張っているなどは危険なサインです。

内部に水が回り、ボードが吸水膨張して反っています。

放置すると:

  • ビスが効かなくなる

  • 張替えが必要(部分or全面)

早めの点検が必須です。


⑤ サイディングの割れ

【劣化レベル:重度】

ヘアクラック(細いひび)から、大きな割れまで様々です。

割れから雨水が浸入し、内部を腐食させます。

放置すると:

  • 補修では追いつかず張替えが必要

  • 雨漏りにつながる


⑥ カビ・苔・藻の発生

【劣化レベル:中期】

北面や日当たりの悪い場所に多く発生します。

外壁が水分を吸い込んでいるサインで、塗膜の防水性が低下しています。

放置すると:

  • 外壁内部が湿気を帯びる

  • サイディングの劣化スピードが加速


⑦ サイディングの膨れ・剥がれ

【劣化レベル:重度】

塗膜が浮いている、膨れている、剥がれているなどの症状は、

内部に水分が侵入している証拠で、深刻な状態です。

放置すると:

  • 外壁内部の腐食

  • 外壁全体の張替えが必要

  • 雨漏りに発展


3. 自分でできるサイディングのセルフチェック

家の周りをぐるっと回るだけで気づけるチェックポイントをまとめました。


✅ 色のムラ・艶の消失がないか

とくに西側・南側は紫外線で色あせしやすい。

✅ 外壁を触って白い粉がつかないか

チョーキングのチェック。

✅ シーリングに亀裂・隙間がないか

特に窓周り・サイディングの継ぎ目は要注意。

✅ サイディングに反り・浮きがないか

手で触るとガタつきがある場合は危険。

✅ 苔・カビ・黒ずみがないか

北側の壁を重点的に確認。

✅ 雨染みやシミ跡がないか

雨漏りのサインにもなります。


4. 劣化を放置するとどうなる?修繕費用が増大します

サイディング外壁の劣化を放置すると、修繕費が大きく膨れ上がります。

● 初期対応(軽微)

  • シーリング補修

  • 塗装

数万円〜数十万円で済みます。


● 放置した場合(中〜重度)

  • 部分張替え

  • 外壁全体の張替え

  • サイディング内部の腐食補修

数十万〜200万円以上になることもあります。

早期発見・早期対応がもっとも重要です。


5. サイディング劣化の正しい対処法

劣化の種類ごとに適切な修繕方法が異なります。


✅ ① 色あせ・チョーキング → 塗装で改善

外壁材に問題がなければ、塗装で十分対応できます。

  • 下塗り(重要)

  • 中塗り

  • 上塗り

耐候性の高いシリコン以上の塗料がオススメです。


✅ ② シーリング割れ → 打ち替え

既存シーリングをすべて撤去し、新しく施工します。

窓周りは「増し打ち」で対応する場合もあります。


✅ ③ 反り・浮き → ビス留め+補修

軽度の反りであれば、ビスで固定し補修が可能。

ただし、重度の場合は張替えが必要になります。


✅ ④ 割れ → 補修 or 部分張替え

小さなひび割れなら補修可能ですが、大きな亀裂は張替えが必要です。


✅ ⑤ 膨れ・剥がれ → 張替え・カバー工法

塗膜やサイディング表面が膨れている場合、内部劣化が進んでいる可能性が高く、塗装では対応できません。

外壁カバー工法(上から新しい外壁材を重ねる工法)が有効です。


6. サイディング外壁の寿命とメンテナンス時期

一般的なサイディング外壁の寿命は 約35〜40年 といわれていますが、

適切にメンテナンスすることでさらに長持ちさせることも可能です。

● メンテナンスサイクルの目安

  • 外壁塗装:10〜12年

  • シーリング打ち替え:10〜15年

  • サイディング張替え:30年以上

また、以下の条件がある家は劣化が早く進みます。

  • 日当たりが悪い

  • 湿気が多い

  • 風通しが悪い

  • 海の近くで塩害

  • 工場地帯で煤や汚れが多い

立地によってメンテナンス時期も変わってきます。


7. 専門業者に依頼すべき理由

サイディングは“見えない劣化”が多いため、専門的な診断が必要です。

大谷建装工業の点検では

  • ドローン撮影

  • 目視検査

  • 劣化写真付き報告

  • 適切な工法提案

など、劣化状況を正確に把握できます。


まとめ

サイディング外壁は丈夫に見えても、紫外線・雨水・温度変化により確実に劣化していきます。

劣化サインを見逃すと、外壁材そのものが傷み、修繕費が大きく増えてしまいます。

早期発見・早期対処が外壁を長持ちさせる最大のポイントです。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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