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【外壁塗装】塗装の剥がれが起きる原因と対処法|板橋区の専門業者が徹底解説

塗装の豆知識 2025.11.10 (Mon) 更新

こんにちは。板橋区の防水工事、屋根・外壁塗装専門店の大谷建装工業です。

 

外壁塗装を行って数年しか経っていないのに、

 

「塗膜がペリッと剥がれている」
「一部だけ色が浮いてきている」
「触ると塗装がポロポロ落ちる」

このような症状は、外壁塗装の剥がれ(塗膜剥離)の典型的なサインです。

塗装 剥がれ

外壁塗装の剥がれは、施工不良が原因の場合もありますが、外壁材の劣化や環境条件によって発生するケースもあります。

放置すると、劣化は急速に進行し、雨漏りや外壁材の腐食につながるため、早期対処が非常に重要です。

この記事では、外壁塗装の剥がれが起きる原因・症状の見分け方・正しい対処法を、板橋区の外壁塗装専門店・大谷建装工業が詳しく解説します。


1. 外壁塗装が剥がれる主な原因

外壁塗装の剥がれは、次の6つが代表的な原因です。


① 下地処理不足(施工不良が最も多い原因)

外壁にしっかり密着させるためには、

  • 汚れ

  • コケ

  • 古い塗膜の浮き

  • チョーキング粉

これらを丁寧に除去する必要があります。

しかし、施工不良の業者はこの工程を十分に行わず、その結果、塗膜が早期に剥がれる原因になります。

下地処理の不備例

  • 高圧洗浄が甘い

  • 旧塗膜の浮きを残したまま施工

  • ひび割れ補修(シーリング処理)を行わない

  • 下地調整(ケレン)が不十分

剥がれの原因の中でも、施工不良の割合がもっとも高いです。


② 下塗り(シーラー)の不足・不適切な材料選定

外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3層が基本です。

特に下塗りは「接着剤」の役割を持ち、これが不足すると密着が弱く、剥がれが発生します。

よくあるミス

  • 下塗りを薄く塗る

  • 一部省略する

  • 外壁材に合わない下塗り材を使う

  • 劣化が激しい外壁なのに下塗り1回だけ

特にサイディングやモルタルが劣化して粉を吹いている場合、下塗りを複数回行う必要があります。


③ 塗料の乾燥時間を守っていない(施工不良)

塗料には、メーカー仕様で「乾燥時間」が定められています。しかし、工期を急ぐ業者は短縮してしまい、結果として、

  • 中塗りと上塗りがきちんと密着しない

  • 内部に水分が残り膨れ・剥がれ

といった症状が発生します。特に気温・湿度の高い季節は乾燥時間が伸びるため、工程管理が非常に重要です。


④ 外壁材の劣化(経年劣化による剥がれ)

外壁材自体が劣化している場合、塗膜が定着しません。

よくある劣化例

  • サイディングの表面が粉化(チョーキング)

  • サイディングの反り

  • モルタルのひび割れ

  • 外壁に水分が浸透している

外壁材が傷んだ状態で塗装しても、密着は悪く剥がれやすくなります。


⑤ 直射日光・雨風の影響(環境要因)

外壁は常に環境ダメージを受けています。特に紫外線は塗膜を劣化させ、耐久性を落とします。

  • 南面・西面 → 紫外線で劣化が早い

  • 北面 → カビ・苔で劣化が早い

  • 海の近く → 塩害で塗膜が浮きやすい

場所によって剥がれ方が異なります。


⑥ 塗料の相性問題

一般的な例

  • 弱溶剤の上に強溶剤を使い剥がれる

  • 弾性塗料の上に硬い塗料を使うとひび割れ

  • Aメーカーの下塗りにBメーカーの上塗りを使い密着不良

塗料の相性を理解していない施工業者に多いトラブルです。


2. 外壁塗装が剥がれるとどうなる?

剥がれを放置すると、外壁材へのダメージが急速に進みます。


● 雨水が浸入し外壁材が腐る

塗膜は防水機能を持っています。剥がれた部分から雨水が浸入し、

  • サイディングの腐食

  • モルタルへの浸透

  • 外壁内部の断熱材が濡れる

  • 壁内部のカビ

など深刻な劣化になります。


● 雨漏りの原因になる

外壁からの雨漏りは屋根より厄介で、原因特定が難しいケースが多いです。

剥がれ→浸水を放置すると、室内に症状が出始めます。


● 修繕費が増える

軽度であれば「剥がれた部分のみ補修」で済みますが、放置すると補修範囲が拡大し、

  • 張り替え(サイディング交換)

  • 外壁カバー工法

  • 防水シート交換

など大規模工事が必要になり、費用は数十万〜百万円以上となります。


3. 剥がれの状態で分かる「施工不良か劣化か」

以下を参考に、原因の目安を判断できます。

✅ 施工不良の可能性が高い

  • 1〜3年以内に剥がれた

  • 塗膜が“膜ごとペリッ”と剥がれる

  • 広範囲で剥がれている

  • 中塗りと上塗りの層が分離している

  • 下塗りが剥がれていない(密着不足の証拠)


✅ 経年劣化の可能性が高い

  • 10年〜15年以上経過

  • 日差しの強い南面・西面の劣化

  • チョーキング現象が進行

  • ひび割れが多い

  • 外壁材の反り・割れがある


4. 剥がれの対処法と最適な修繕方法

剥がれの状態により、必要な修繕は変わります。


✅ ① 軽度の剥がれ → 部分補修で対応可能

対象:

  • 一部だけ剥がれている

  • 外壁材は問題ない

施工方法:

  1. 剥がれ部分を除去

  2. 下地処理・ケレン

  3. 下塗り

  4. 中塗り・上塗り

  5. 仕上げ

工事費は比較的安価で済みます。


✅ ② 広範囲の剥がれ → 外壁全体の塗装が必要

対象:

  • 複数箇所の剥がれ

  • 塗膜の密着力低下が広がっている

下塗りの吸い込みが多い場合、下塗り2回が必要です。


✅ ③ 外壁材が劣化 → 塗装では対応不可

対象:

  • サイディングが反っている

  • ひび割れが多数

  • 表面がボロボロ粉状

  • 水分が常に含まれている

この場合は、

  • サイディング張り替え

  • 外壁カバー工法
    などの工法が必要です。


5. 剥がれを再発させないために重要なポイント

✅ 1. 下地処理に時間をかける業者を選ぶ

外壁塗装の品質の7割は下地処理で決まります。施工写真を撮影・提出してくれる業者が安心です。


✅ 2. 外壁材に合った下塗りを使用する

サイディングの劣化度合いによって使用するシーラーは変わります。


✅ 3. 乾燥時間・施工環境を守る

塗装は気温・湿度・天候で品質が大きく変わります。メーカー仕様を守る業者を選びましょう。


✅ 4. 一級塗装技能士が管理する業者が安心

大谷建装工業では一級塗装技能士資格を持つ代表自身が施工管理を担当。

公共工事の経験も豊富にあり、品質管理体制が万全です。


6. 外壁塗装の剥がれが見つかったら早めの点検を

以下の症状が1つでもあれば、早めに専門業者へ相談してください。

  • 外壁の浮き

  • 塗膜がポロポロ落ちる

  • 色ムラ

  • 塗装面の膨れ

剥がれは初期対応が非常に重要です。早ければ数万円程度の補修で済むケースもあります。


まとめ

外壁塗装の剥がれは、施工不良・外壁材の劣化・環境要因などが原因で発生します。

放置すると外壁内部への雨水侵入、雨漏り、建物の著しい劣化につながるため、早期対処が必要です。

  • 1〜3年以内の剥がれは施工不良の可能性が高い

  • 10年以上なら経年劣化の可能性

  • 軽度なら部分補修、広範囲なら全体塗装

  • 外壁材の劣化が進むと塗装不可

外壁の剥がれを見つけたら、できるだけ早めの点検をおすすめします。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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