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【外壁塗装】屋根の塗装剥がれは施工不良?原因と再施工のタイミング

塗装の豆知識 2025.11.07 (Fri) 更新

こんにちは。板橋区の防水工事、屋根・外壁塗装専門店の大谷建装工業です。

 

屋根の塗装は住まいを守る大切なメンテナンスですが、

 

「塗装して数年で剥がれてきた…」「まだ10年経っていないのに色ムラや浮きが出ている」

 

というご相談を耳にする機会があります。

 

屋根の塗装剥がれは、施工不良が原因の場合もあれば、屋根の材質や経年劣化によって起こるケースもあります。

この記事では、

  • 屋根の塗装剥がれが起きる原因

  • 施工不良かどうかの見極め方

  • 再施工の最適なタイミング

  • 再発させないためのポイント

を、板橋区で屋根塗装・屋根カバー工法を手がける大谷建装工業が詳しく解説します。

悩んでいる人


1. そもそも屋根の塗装はなぜ剥がれるのか?

まず知っておきたいのは、屋根の塗装が剥がれる理由は大きく分けて以下の3つです。

● ① 塗装前の下地処理不足(施工不良)

最も多い原因がこれです。下地処理とは、旧塗膜の除去や高圧洗浄、ケレン作業(表面研磨)のこと。

これを適切に行わないと、新しい塗膜が屋根に密着せず、数年で剥がれが発生します。

よくある施工不良の例

  • 高圧洗浄が雑で汚れが残っている

  • 旧塗膜の浮きを取り除いていない

  • 塗料の乾燥時間を守らなかった

  • サビ止めの処理不足(金属屋根の場合)

特にスレート屋根や金属屋根では、下地処理の質が寿命を大きく左右します。


● ② 塗料の種類・相性の問題

実は、塗料には相性があります。例えば以下のようなパターンで不具合が出ることがあります。

  • 水性塗料の上に強溶剤を使用

  • 相性の悪い下塗り材を使用

  • 下地に合わせた下塗りを選んでいない

  • スレート屋根にシーラー不足

相性の悪い組み合わせは、どれだけ丁寧に塗っても剥がれが発生します。


● ③ 屋根材自体の劣化

築20年以上のスレート屋根では、屋根材の劣化によって塗膜が定着しないことがあります。

具体的には:

  • 屋根材が水分を吸っている

  • 屋根材の層が剥離している

  • カビ・苔で内部まで傷んでいる

こういったケースでは、塗装しても長持ちせず、カバー工法や葺き替えに切り替えることが必要です。


2. 施工不良による塗装剥がれの特徴

塗装が剥がれたとき、「施工不良かどうか」を判断するポイントをまとめます。

✅ 施工後1〜3年以内に剥がれた

塗装は通常10年以上持つため、短期間で剥がれるのはほぼ施工不良。

✅ 一部分だけではなく広い範囲で剥がれる

局所的な剥がれは経年劣化の可能性もありますが、広範囲の場合は下地処理不足の可能性が高いです。

✅ 触ると塗膜がペリペリとめくれる

密着不足の典型的な症状で、施工不良のサインです。

✅ 金属屋根でサビの上に塗られている

サビ止め処理が適切でないと、塗膜がすぐに浮き上がります。

✅ 塗膜が“膜ごと”剥がれる

紫外線劣化の場合は粉状に劣化しますが、施工不良では1枚の膜のようにペラッと剥がれることが多いです。


3. 経年劣化による剥がれの特徴

施工不良ではなく、長年の劣化で剥がれるケースもあります。

経年劣化のサイン

  • 10年以上経ってから剥がれ始める

  • 粉が吹く(チョーキング現象)

  • ひび割れが細かく広がる

  • 紫外線が強い南側・西側から劣化

この場合は施工不良ではなく、自然な劣化といえます。


4. 屋根の塗装剥がれの原因別対策

● ① 下地処理不足 → 再塗装で改善可能

施工手順を正しく行えば再塗装で改善できます。

必要な工程

  1. 高圧洗浄

  2. ケレン作業

  3. 下塗り(シーラー)を十分に

  4. 中塗り

  5. 上塗り

下塗り不足は剥がれの大きな原因なので、特に重要です。


● ② 塗料の相性が悪い → 適切な下塗りを選択

塗料メーカーの仕様通りに施工しなければなりません。

例:

  • スレート屋根 → 浸透性シーラー

  • 金属屋根 → サビ止めプライマー

  • コロニアル → 下塗り2回必要な場合も


● ③ 屋根材自体が劣化している → 塗装不可

次の症状がある場合は塗装では直せません:

  • 層間剥離

  • 屋根材が反っている

  • ひび割れ多数

  • 表面がボロボロ剥がれる

この場合、屋根カバー工法が推奨されます。


5. 再施工のタイミングはいつがベスト?

剥がれを発見したら、以下のタイミングで再施工するのが理想です。

✅ 一部の剥がれ → 早めの部分補修でOK

早期発見すれば、部分補修だけで済む場合もあります。

✅ 広範囲の剥がれ → 全面塗装を検討

塗膜の密着が全体的に弱い場合、全面塗装が必要です。

✅ 屋根材の劣化が進む → カバー工法に切り替え

スレート屋根なら以下のタイミングでカバー工法へ:

  • 屋根材の脆さが目立つ

  • ひび割れが多数

  • 雨漏りの兆候がある


6. 再発させないために知っておくべきこと

屋根の塗装剥がれを防ぐには、施工業者選びが非常に重要です。

✅ 1. 下地処理を重視する業者を選ぶ

手抜き業者ほど下地処理を省略します。施工写真を残す業者が安心です。

✅ 2. メーカー仕様通りの施工をする業者を選ぶ

気温・湿度・塗り重ね時間の管理は非常に重要です。

✅ 3. 現場管理者が資格を持っているか確認

大谷建装工業では、一級塗装技能士資格を持つ代表が施工管理を行い、品質を確保しています。

✅ 4. 板金(棟板金・貫板)の点検も必須

塗装だけでなく、屋根全体を総合的に点検することが大切です。


7. 板橋区で屋根の塗装剥がれが気になったら

屋根は普段見えない場所だからこそ、劣化に気づきにくい部分です。

大谷建装工業では、以下に対応しています:

  • ドローン点検

  • 写真付き劣化報告書

  • 適切な工法のご提案(塗装・補修・カバー工法)

板橋区・練馬区・北区・豊島区など、地域密着で迅速対応しております。

まとめ

屋根の塗装剥がれは、施工不良・塗料の相性・屋根材の劣化など様々な原因があります。

放置すると雨漏りのリスクが高まるため、早めの点検と対処が必要です。

  • 1〜3年で剥がれたら施工不良の可能性大

  • 10年以上なら経年劣化と判断

  • 屋根材が劣化している場合はカバー工法へ

  • 正しい下地処理が剥がれ防止の鍵

 

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

無料外壁屋根診断|板橋区・練馬区の外壁塗装&雨漏り専門店 大谷建装工業 (otani-kenso.co.jp)

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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