【板橋区】ウレタン防水のトップコートはなぜ必要?知らないと劣化が早まる理由【外壁塗装】
こんにちは。板橋区の防水工事、屋根・外壁塗装専門店の大谷建装工業です。
屋上やベランダの防水工事として多く採用されている「ウレタン防水」。
柔軟性が高く、複雑な形状にも施工しやすい優れた防水工法ですが、「トップコートのメンテナンスを怠ると劣化が一気に進む」ことをご存じでしょうか?
今回は、ウレタン防水におけるトップコートの役割や、塗り替えを怠った場合のリスク、適切なメンテナンス時期について、板橋区の専門業者である大谷建装工業が詳しく解説します。

1. そもそもウレタン防水とは?
ウレタン防水とは、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて、防水層を形成する工法です。
屋上やバルコニー、ベランダなどの防水に幅広く使用されています。
液体状の材料を塗ることで継ぎ目のない防水膜ができ、複雑な形状の床や立ち上がりにも施工できるのが大きな特徴です。
■ ウレタン防水の主な構成
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下地処理(プライマー)
下地と防水層の密着性を高めるための下塗りです。 -
防水層(ウレタン樹脂)
雨水の侵入を防ぐメインの層。2層以上塗り重ねるのが一般的です。 -
トップコート
防水層を紫外線や風雨から守る保護膜。
見た目を整える役割も担います。
この中でも、トップコートは防水層の寿命を左右する重要な仕上げ工程です。
2. トップコートの役割とは?
ウレタン防水の防水層は、紫外線や熱、摩耗に弱いという性質があります。
そのため、そのまま放置してしまうと、すぐに劣化が始まってしまいます。
そこで登場するのが「トップコート」です。
■ トップコートの主な役割
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紫外線から防水層を保護する
ウレタン樹脂は紫外線によって分解が進みやすく、表面がひび割れやすくなります。
トップコートがその紫外線を遮断することで、防水層の劣化を防止します。 -
汚れや摩耗から守る
人が歩いたり、荷物を置いたりするベランダ・屋上では、表面が擦れることがあります。
トップコートは表面の耐摩耗性を高め、美観と機能性を維持します。 -
防水層の耐久性を延ばす
防水層はトップコートがあってこそ長持ちします。
トップコートが劣化していると、防水層自体の寿命も短くなります。
つまり、トップコートは防水層の「日傘」や「鎧」のような存在なのです。
3. トップコートを怠るとどうなる?
トップコートの塗り替えを怠ると、見た目以上に深刻なダメージが発生します。
■ 劣化の進行ステップ
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トップコートの色あせ・チョーキング(粉化)
表面が白っぽくなり、手で触ると粉がつくようになります。
これは紫外線によって塗膜が分解されているサインです。 -
防水層のひび割れ・膨れ
トップコートが剥がれると、ウレタン層が直に紫外線や雨に晒され、ひびや膨れが発生します。 -
雨水の浸入・雨漏り
防水層の破損部分から雨水が侵入し、建物内部に水が回り、雨漏りや下地腐食を引き起こします。
■ 放置した場合のリスク
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補修工事が必要になり、費用が倍以上に膨らむ
-
屋上やベランダの下の階に雨染みやカビが発生
-
放置期間が長いと、**防水層の再施工(やり替え)**が必要になる
トップコートのメンテナンスは、防水層の寿命を倍以上に伸ばす効果があるといわれています。
4. トップコートのメンテナンス時期
一般的に、ウレタン防水のトップコートは5年に1回の塗り替えが理想とされています。
これは、トップコートの保護性能が紫外線や摩耗によって少しずつ低下していくためです。
■ 点検・塗り替えの目安
| 状態 | メンテナンス内容 |
|---|---|
| 色あせ・ツヤがなくなってきた | トップコートの再塗布 |
| チョーキング(粉がつく) | 早めの塗り替えが必要 |
| 小さなひび・剥がれ | 補修+トップコート再施工 |
| 大きな膨れ・防水層の割れ | 防水層の再施工が必要 |
早めに対応すれば、トップコートだけの軽微な補修で済むケースが多いです。
逆に放置してしまうと、数十万円規模の修繕が必要になることもあります。
5. トップコートの施工手順
実際にトップコートを再施工する際の流れを見てみましょう。
■ 一般的な施工手順
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清掃・下地処理
ほこりやゴミ、カビなどを取り除き、表面をしっかり洗浄します。
この工程を丁寧に行うことで、トップコートの密着性が向上します。 -
プライマー塗布(必要な場合)
古い防水層に密着しにくい場合は、プライマーを塗布して密着を高めます。 -
トップコート塗布
ローラーや刷毛を使って、均一に塗り広げます。
2度塗りで仕上げるのが一般的です。 -
乾燥・仕上げ
塗布後はしっかり乾燥させ、ムラのない仕上がりに整えます。
■ 室内からの作業方法
ベランダなどの場合、作業スペースが限られることもあります。
職人は基本的にベランダ内に入り、奥から出口に向かって塗り進めることで、きれいな仕上がりを実現します。
室内に足を踏み入れることはなく、施工範囲内で安全に作業できるよう工程を工夫しています。
6. トップコートの種類
トップコートにもいくつかの種類があり、環境や用途によって使い分けます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ウレタン系トップコート | 弾性があり、ひび割れに強い。一般的な住宅に多い。 |
| アクリル系トップコート | 価格が安く乾燥が早いが、耐久性はやや低め。 |
| フッ素系トップコート | 紫外線に非常に強く、耐候性抜群。長期メンテナンスに向く。 |
ベランダや屋上の使用頻度、日当たりの強さなどを考慮して、最適な種類を選ぶことが大切です。
7. 定期メンテナンスの重要性
ウレタン防水は耐久性が高い工法ですが、それは正しいメンテナンスが行われていることが前提です。
トップコートの塗り替えを怠ると、せっかくの防水性能が短期間で失われてしまいます。
定期的な点検を行うことで、
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劣化を早期発見
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メンテナンスコストを抑制
-
建物の長寿命化
といった効果が得られます。
8. まとめ
ウレタン防水のトップコートは、単なる仕上げではなく、防水層を守る「盾」のような存在です。
紫外線・摩耗・風雨から防水層を守ることで、防水機能を長く維持する役割を担っています。
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トップコートは5年ごとの再塗布が目安
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放置すると防水層の劣化が急速に進行
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早めのメンテナンスで修繕費用を大幅に節約可能
大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。
公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

直近10年間で、令和2年と令和7年の2度、褒章されております。
また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。
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それではまた。
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