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【外壁塗装】ウレタン防水の施工手順と注意点|DIYでは難しい理由とは

塗装の豆知識 2025.08.06 (Wed) 更新

こんにちは。板橋区・練馬区を中心に防水・塗装工事を行っている大谷建装工業です。

今回は、建物の防水工事としてよく使われる「ウレタン防水」について、

 

施工手順注意点、さらに「DIYではなぜ難しいのか」までを、専門業者の視点から詳しく解説していきます。


目次

  1. ウレタン防水とは?

  2. ウレタン防水のメリット・デメリット

  3. ウレタン防水の施工が適している場所

  4. ウレタン防水の施工手順【プロの工程】

  5. ウレタン防水の注意点と失敗例

  6. ウレタン防水をDIYで行うリスク

  7. 専門業者に依頼するメリット

  8. ウレタン防水に関するよくある質問

  9. まとめ


1. ウレタン防水とは?

ウレタン防水とは、液体状のウレタン樹脂を複数回に分けて塗布し、防水膜を形成する工法です。

 

屋上、ベランダ、バルコニーなど、比較的小さな面積の防水に適しており、下地の形状を問わず対応できる柔軟性が特長です。

 

施工後はシームレス(継ぎ目なし)の防水膜が形成され、雨水の侵入を防ぎます。


2. ウレタン防水のメリット・デメリット

メリット

  • 複雑な形状の場所にも対応可能

  • 既存防水層の上から施工できる(カバー工法)

  • 継ぎ目がないため漏水リスクが少ない

  • 比較的安価でコストパフォーマンスが高い

デメリット

  • 硬化に時間がかかる(1日~2日)

  • 施工者の技術によって仕上がりに差が出る

  • 厚みのムラがあると耐久性が低下


3. ウレタン防水の施工が適している場所

  • ベランダやバルコニー

  • 屋上(陸屋根)

  • 共用廊下や階段の踊り場

  • ルーフバルコニー

※ただし、常に人が歩く場所ではトップコートを滑りにくい仕様に変更する必要があります。


4. ウレタン防水の施工手順【プロの工程】

  1. 施工前の点検・清掃

    • 下地のひび割れ、浮き、汚れの確認

    • 高圧洗浄やケレン作業で汚れや油分を除去

  2. 下地補修

    • クラック(ひび割れ)補修や不陸調整

    • プライマー(接着剤)を塗布

  3. 通気緩衝シート(必要に応じて)

    • 下地からの水分を逃がすためのシートを貼る

    • 膨れ・剥がれを防ぐ効果あり

  4. ウレタン主剤の1層目塗布

    • 均一に塗布し、指定の膜厚を確保

  5. 乾燥・硬化(約24時間)

  6. ウレタン主剤の2層目塗布

    • 1層目と同様に塗布し、耐久性と防水性を高める

  7. トップコート仕上げ

    • 紫外線や摩耗から保護する仕上げ材

    • 防滑仕様にすることも可能

  8. 完了検査・引き渡し

    • 膜厚、硬化状態、仕上がりのチェック


5. ウレタン防水の注意点と失敗例

よくある注意点

  • 雨の日の施工はNG(硬化不良や膨れの原因)

  • 厚みが均一でないと、耐久性が大幅に下がる

  • 下地の水分残りがあると、後に膨れ・剥がれの原因に

  • トップコートの塗布を怠ると紫外線で劣化が早まる

失敗例

  • DIYで膜厚不足 → 2年以内に漏水

  • 業者が下地処理を怠ったために1年で剥離

  • 雨の日に施工して硬化不良 → すぐに再施工が必要


6. ウレタン防水をDIYで行うリスク

最近はホームセンターやネットでウレタン防水材が手に入るようになり、「自分でできるのでは?」と考える方もいます。

 

しかし、DIYでのウレタン防水はおすすめできません。

主な理由

  • 膜厚を均一に塗るのは熟練の技術が必要

  • 下地の劣化診断や補修が素人には難しい

  • 材料の配合ミスで硬化しないリスク

  • 天候管理(湿度・気温)が難しい

  • 保証やアフターサービスが一切ない

施工に失敗すると、補修費用がかえって高くつくケースも多く見られます。


7. 専門業者に依頼するメリット

  1. 適切な診断力

    • 下地の状態や雨漏りの原因を正確に見極め

  2. 品質の高い施工

    • 適正な膜厚管理・均一な仕上がり

  3. 施工保証がある

    • 施工後も安心できる保証期間付き

  4. 工程管理がスムーズ

    • 天候や工期に応じて臨機応変な対応が可能

  5. コストパフォーマンスが高い

    • 失敗のリスクがなく、長期的に見て経済的


8. ウレタン防水に関するよくある質問

Q. 施工期間はどのくらい?
A. 約3日〜5日が目安です(天候や面積による)

Q. どのくらい持ちますか?
A. 適切な施工で10〜12年が目安です。定期的なトップコートの塗り替えで延命可能です。

Q. マンションの共用部分にも使えますか?
A. はい。共用廊下や屋上でも多く使われています。


9. まとめ

ウレタン防水は、柔軟性・密着性に優れた防水工法であり、特にベランダや屋上の防水に最適です。

 

一見シンプルな工事に見えますが、実は施工の精度が防水性能・耐久性に大きく影響します。

 

DIYでは膜厚の管理や下地処理が不十分になりがちで、失敗すればかえって費用と時間がかかってしまうことも。

 

だからこそ、信頼できる専門業者に依頼することが最も確実な選択肢です。

 

大谷建装工業では、板橋区・練馬区を中心に防水工事の実績が多数ございます。現地調査・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談ください。

 

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。

優良建設事業者 褒章 賞状 褒状 賞状

 

直近10年間で、令和2年と令和7年の2回、褒章されております。

 

また、大谷建装工業では現地調査を行った後に、カラーシュミレーションにて塗り替え後のイメージをお伝えすることも可能です。

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塗料を選択して概算見積りも可能です。

 

まずはWEB見積システムでおおよその値段の参考にしてください。

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それではまた。

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