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【遮熱塗装】3階の部屋が異常に暑くなる理由

塗装の豆知識 2026.06.15 (Mon) 更新

こんにちは、板橋区・練馬区・豊島区の外壁塗装・屋根塗装専門店、大谷建装工業です。

夏になると、

・3階だけ異常に暑い
・エアコンをつけてもなかなか冷えない
・夜になっても室温が下がらない
・2階と比べても暑さがまったく違う
・電気代が年々高くなっている

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。

特に都市部の3階建て住宅では、夏場の3階部分が40℃近い環境になることもあります。

「家の構造上仕方がない」

と思われがちですが、実は屋根や建物の状態によって暑さの感じ方は大きく変わります。

また、適切なメンテナンスや遮熱塗装によって改善できるケースも多くあります。

この記事では、

・3階が暑くなる本当の原因
・なぜ2階と温度差が生まれるのか
・遮熱塗装で期待できる効果
・効果が出やすい住宅の特徴
・遮熱塗装だけでは改善しないケース

について詳しく解説します。


この記事は専門家が監修しています

大谷建装工業株式会社 代表取締役 大谷 雄二

監修者:大谷建装工業株式会社 代表取締役
大谷 雄二

東京都板橋区・練馬区・豊島区エリアを中心に、
外壁塗装・屋根工事・雨漏り修理を手がける地域密着の専門業者。

長年にわたり住宅メンテナンスの現場に携わり、
戸建住宅・公共施設の修繕工事を多数監修。

本記事は、実際の施工経験および専門的知見をもとに
内容確認・監修を行っています。

▶ 保有資格
・1級建築塗装作業技能士
・1級建築施工管理技士
・有機溶剤作業主任者

※記事内容は監修者による確認を経て公開しています。


そもそもなぜ3階だけ異常に暑くなるのか

3階が暑くなる最大の理由は、

「屋根が太陽の熱を受け続けているから」

です。

当然のことのように聞こえますが、実際には屋根表面は私たちが想像する以上に高温になります。

真夏の日差しを受けた屋根は、

・スレート屋根
・金属屋根
・アスファルトシングル

などの種類によって差はありますが、表面温度が70℃以上になることも珍しくありません。

黒系の屋根では80℃近くまで上昇することもあります。

この熱が屋根材に蓄積され、

野地板

屋根裏

天井

を通して室内へ伝わっていきます。

3階は屋根のすぐ下にあるため、その影響を最も受けやすいのです。

暑さの正体は「気温」ではなく「輻射熱」

多くの方は、

「今日は気温35℃だから暑い」

と思っています。

しかし室内の暑さに大きく影響するのは気温だけではありません。

実は、

「輻射熱(ふくしゃねつ)」

と呼ばれる熱エネルギーが大きく関係しています。

例えば真夏の車内を想像してみてください。

外気温は35℃程度なのに、車内は60℃以上になります。

これは太陽の熱エネルギーが車体に蓄積されるためです。

住宅でも同じ現象が起きています。

屋根が熱を持つ

熱を放出する

天井が熱を持つ

部屋全体が暑くなる

という流れです。

つまり、

3階が暑い=空気が暑い

ではなく、

3階が暑い=建物自体が熱を持っている

ということなのです。

2階と3階で温度差が生まれる理由

実際の住宅では、

2階は快適なのに3階だけ暑い

というケースが非常に多くあります。

理由は単純です。

2階の上には3階があります。

しかし3階の上には屋根しかありません。

つまり、

2階

3階が断熱層になる

3階

屋根の熱を直接受ける

という違いがあります。

そのため同じ住宅でも、

2階 28℃
3階 33℃

というような差が生じることがあります。

特に寝室が3階にある住宅では、

夜になっても暑くて眠れない

という相談をよくいただきます。

都市部の住宅ほど暑くなりやすい

板橋区や練馬区などの都市部では、

3階の暑さがさらに深刻になる傾向があります。

理由はヒートアイランド現象です。

周囲には、

・アスファルト
・コンクリート
・隣接建物
・駐車場

など熱を蓄えるものが多くあります。

昼間に蓄積された熱は夜になっても放出され続けます。

そのため、

昼間だけ暑い

のではなく、

夜まで暑い

状態が続くのです。

特に狭小地の3階建て住宅では、

風通しが悪くなりやすいため熱が逃げにくくなります。

屋根の色によって暑さは変わるのか

結論から言うと、

かなり変わります。

黒い服と白い服を想像すると分かりやすいでしょう。

黒色は熱を吸収しやすく、

白色は熱を反射しやすい

という特徴があります。

屋根も同じです。

熱を吸収しやすい色

・ブラック
・ダークグレー
・ダークブラウン
・濃紺

熱を反射しやすい色

・ホワイト
・ライトグレー
・ベージュ
・アイボリー

一般的に明るい色の方が表面温度は低くなります。

ただし最近では、

濃色でも遮熱性能を持つ塗料

が増えているため、

色だけで判断する必要はありません。

遮熱塗装とは何か

遮熱塗装とは、

太陽光に含まれる近赤外線を反射する塗料

を使用した塗装工事です。

通常の塗料は、

光を吸収

熱になる

屋根が高温化

します。

しかし遮熱塗料は、

光を反射

熱になりにくい

屋根温度を抑える

という働きをします。

つまり、

熱くなった屋根を冷やす

のではなく、

最初から熱くなりにくくする

技術なのです。

遮熱塗装で期待できる効果

遮熱塗装を行うことで、

屋根表面温度の低下

もっとも大きな効果です。

屋根表面温度が10〜20℃以上下がるケースもあります。

室温上昇の抑制

3階部分の温度上昇を抑えやすくなります。

エアコン効率向上

冷房負荷が軽減されます。

電気代削減

冷房使用量の減少が期待できます。

建物への負担軽減

屋根材の熱膨張・収縮を抑えやすくなります。

遮熱塗装だけで劇的に涼しくなるのか

ここは誤解されやすい部分です。

結論から言うと、

劇的に変わる家もあれば、
ほとんど変わらない家もあります。

例えば、

・屋根裏断熱が不足している
・換気不足
・天井断熱が劣化している

場合は、

遮熱塗装だけでは十分な効果が得られないことがあります。

逆に、

・断熱状態が良い
・屋根が直射日光を受ける
・金属屋根

などの住宅では効果を体感しやすい傾向があります。

金属屋根は特に暑くなりやすい

最近増えているガルバリウム鋼板屋根。

耐久性が高く人気ですが、

熱伝導率が高い

という特徴があります。

つまり熱を伝えやすいのです。

もちろん住宅には断熱材がありますが、

屋根表面が高温になると室内へ影響しやすくなります。

そのため、

金属屋根

3階建て

という組み合わせでは、

遮熱塗装との相性が良いケースが多くあります。

築年数が経過すると暑く感じる理由

「新築時より暑くなった気がする」

という声もよく聞きます。

これは気のせいではありません。

理由として、

・塗膜劣化
・遮熱性能低下
・断熱材劣化
・換気性能低下
・屋根材の劣化

などがあります。

特に塗膜が劣化すると、

汚れが付着しやすくなり、

熱を吸収しやすくなります。

その結果、

以前より屋根温度が上昇しやすくなるのです。

こんな家は遮熱塗装を検討する価値が高い

次のような住宅は遮熱塗装との相性が良い可能性があります。

□ 3階建て住宅

□ 屋根裏が暑い

□ 夏の電気代が高い

□ エアコンが効きにくい

□ 金属屋根

□ 日当たりが良い

□ 屋根が濃色

□ 築10年以上

□ 屋根塗装時期を迎えている

□ 子ども部屋が3階にある

複数当てはまる場合は一度検討してみても良いでしょう。

遮熱塗装と断熱塗装の違い

遮熱塗装について調べていると、

「遮熱塗料」
「断熱塗料」

という言葉を目にすることがあります。

似ているように見えますが、実は仕組みが異なります。

項目 遮熱塗料 断熱塗料
主な効果 太陽熱を反射する 熱の伝達を抑える
対象 主に夏の暑さ 夏と冬の両方
仕組み 近赤外線反射 熱移動の抑制
体感 夏場に効果を感じやすい 年間を通して効果を感じやすい
費用 比較的抑えやすい 高額になりやすい

遮熱塗料は、

「熱くなる前に反射する」

塗料です。

一方で断熱塗料は、

「熱を伝えにくくする」

塗料です。

そのため、

3階の暑さ対策

という目的であれば、まずは遮熱塗料を検討される方が多い傾向があります。

遮熱塗装で本当に室温は下がるのか

お客様から非常によくいただく質問です。

結論として、

「室温が何度下がる」

とは断言できません。

なぜなら、

・住宅構造
・断熱性能
・屋根材
・換気状況
・屋根形状
・周辺環境

によって結果が変わるからです。

ただし、

屋根表面温度が低下する

屋根裏温度が下がる

天井から伝わる熱が減る

室内温度上昇を抑える

という流れは期待できます。

実際には、

「夕方以降の暑さが違う」

「エアコンの効きが良くなった」

「寝苦しさが減った」

という感想をいただくことが多いです。

なぜ夜になっても3階は暑いのか

昼間の暑さより、

夜の寝苦しさ

に悩まれている方も少なくありません。

その原因は蓄熱です。

昼間、

屋根は大量の熱を吸収します。

その熱は夜になっても残り続けます。

つまり、

太陽が沈んでも
屋根は熱を持ったまま

なのです。

そのため、

外気温は下がったのに室内が暑い

という現象が発生します。

特に濃色屋根は熱を溜め込みやすいため、

夜間の暑さにも影響します。

屋根裏換気が不足しているケース

遮熱塗装を検討する際、

見落とされがちなのが換気です。

屋根裏空間は本来、

熱や湿気を排出する役割があります。

しかし、

・換気棟がない
・換気口が少ない
・通気経路が確保されていない

場合は、

熱が屋根裏に滞留します。

すると、

屋根裏そのものが巨大な暖房機

のような状態になります。

この場合、

遮熱塗装と合わせて換気改善を行うことで効果が高まるケースがあります。

天井断熱材が不足しているケース

築年数の古い住宅では、

断熱材の厚みが不足していることがあります。

また、

・ずれ
・沈下
・欠損

が発生している場合もあります。

どれだけ遮熱塗装を行っても、

断熱材が十分に機能していなければ、

熱は室内へ伝わります。

そのため、

「遮熱塗装をすれば絶対に涼しくなる」

ではなく、

建物全体で考えることが重要です。

遮熱塗料が向いている屋根

遮熱塗料は全ての屋根で同じ効果が出るわけではありません。

特に効果が期待しやすいのは、

スレート屋根

住宅で最も多い屋根です。

塗装メンテナンスとの相性も良好です。

金属屋根

熱を伝えやすいため、

遮熱効果を体感しやすい傾向があります。

折板屋根

工場や倉庫などでも広く採用されています。

屋根面積が大きいため、

遮熱効果が分かりやすいケースがあります。

遮熱塗料が向いていないケース

逆に、

過度な期待をしない方が良いケースもあります。

断熱材が極端に不足している

雨漏りが発生している

屋根材の劣化が著しい

カバー工法や葺き替えが必要な状態

室内の熱源が大きい

このような場合は、

まず別の対策が優先されることがあります。

遮熱塗装で失敗するケース

遮熱塗料なら何でも同じと思う

遮熱塗料にも性能差があります。

メーカーやグレードによって反射性能は異なります。

色だけで選ぶ

明るい色ほど有利ですが、

色だけで判断するのは危険です。

塗料性能も重要です。

劣化した屋根を放置する

下地が傷んでいる場合、

塗装そのものが適さないケースがあります。

効果を過剰に期待する

エアコン不要になる

というようなものではありません。

あくまで、

暑さを軽減するための対策です。

遮熱塗装と屋根カバー工法はどちらが良い?

これは住宅の状態によります。

遮熱塗装が向くケース

・屋根材が健全
・塗膜劣化が中心
・築10~20年程度

カバー工法が向くケース

・屋根材が劣化している
・雨漏りリスクが高い
・下地の状態が不安

屋根診断を行ったうえで判断することが大切です。

大谷建装工業で採用している遮熱塗料について

当社では遮熱性能を持つ塗料のご提案も行っています。

特に屋根の暑さ対策をご希望のお客様からは、

キルコ

に関するご相談をいただくことがあります。

キルコは遮熱性能に加え、

熱対策を目的として採用されるケースの多い塗料です。

住宅環境や屋根状況によって効果は異なりますが、

夏場の暑さ対策として検討される方が増えています。

実際に、

「3階の暑さが気になる」

というお客様からのお問い合わせも多くなっています。

こんな症状があれば一度相談を

次のような症状がある場合は、

屋根のメンテナンス時期に近づいている可能性があります。

・3階が異常に暑い

・屋根が色あせている

・苔や汚れが増えている

・エアコン代が高くなった

・築10年以上経過している

・前回塗装から10年以上経過している

・屋根の劣化が気になる

暑さの原因は単純に塗装だけではなく、

屋根材の劣化や断熱性能の問題である場合もあります。

まずは現状を把握することが大切です。

FAQ

遮熱塗装で部屋の温度は何度下がりますか?

住宅条件によって異なります。

屋根表面温度の低下は期待できますが、室温低下は建物構造によって変わります。

遮熱塗装だけで涼しくなりますか?

一定の効果は期待できますが、断熱材や換気状況も大きく影響します。

3階建て住宅に向いていますか?

はい。特に屋根直下の部屋がある住宅では検討価値があります。

遮熱塗料は白色しかありませんか?

いいえ。グレーやブラウンなど様々な色があります。

遮熱塗料は普通の塗料より高いですか?

一般的には高くなる傾向がありますが、塗料によって異なります。

外壁にも遮熱塗装はできますか?

可能です。

ただし暑さ対策としては屋根の方が効果を感じやすいケースが多くあります。

雨漏りしていても施工できますか?

雨漏り原因によります。

先に補修が必要な場合があります。

築20年以上でも可能ですか?

屋根材の状態によります。

まずは診断をおすすめします。

金属屋根でも施工できますか?

可能です。

むしろ相性が良いケースもあります。

電気代削減効果はありますか?

冷房負荷軽減による効果が期待できますが、保証されるものではありません。

まとめ

3階の部屋が異常に暑くなる原因は、

単純に気温が高いからではありません。

屋根が太陽熱を吸収し、

その熱が建物内部へ伝わることで室温が上昇しています。

特に、

・3階建て住宅
・金属屋根
・濃色屋根
・築年数が経過した住宅

では暑さを感じやすくなります。

遮熱塗装は、

屋根表面温度を抑え、

室内温度上昇の軽減を期待できる方法の一つです。

ただし、

断熱材や換気状況なども重要なため、

建物全体を見ながら判断することが大切です。

「最近3階が暑くなった気がする」

「エアコンの効きが悪い」

「屋根塗装の時期かもしれない」

という方は、一度専門業者へ相談してみることをおすすめします。

 

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それではまた。


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屋根塗装の効果とは?
どちらがお得?遮熱塗料と断熱塗料の性能と仕組みについて
遮熱塗装と塗料の種類


 

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