雨漏り補修の前に絶対やるべき“原因特定”の重要性｜板橋区の雨漏り専門業者が徹底解説

こんにちは、板橋区・練馬区の外壁塗装、屋根塗装専門の大谷建装工業です。

雨漏りは、屋根や外壁のトラブルの中でも最も厄介で、放置すると内部の構造材を腐らせ、大規模な修繕につながる恐れがあります。

しかし、雨漏り修理を依頼する際に最も大切なことは、「すぐに補修する」ことではありません。

結論から言えば、

雨漏り修理は“原因特定”をしなければ絶対に成功しません。

ここでは、

• なぜ原因特定が最重要なのか

• 原因調査の具体的な方法

• 間違った補修で起こる二次被害

• 信頼できる業者の見極め方

などを、板橋区の雨漏り補修で多い事例を交えながら徹底解説します。

雨漏り補修が失敗する最大の理由は「原因不明のまま工事すること」

雨漏りは非常に複雑で、

「雨が入ってくる場所」と「室内に染み出してくる場所」が一致しないケースがほとんどです。

たとえば、

• 2階屋根から入った水が、1階壁内を伝って出てくる

• ベランダ防水の劣化が原因なのに、屋根と勘違いして補修されてしまう

• 外壁のヘアークラックかと思ったら、サッシ周りのコーキング破断だった

といったケースは珍しくありません。

つまり、

“見えている”雨漏り箇所＝原因箇所ではない

ということです。

このまま補修を進めてしまうと、当然雨漏りは再発します。

雨漏り修理の失敗例で最も多いのが、この「原因特定不足」です。

原因特定せずに補修すると起こる問題

1. 修理しても雨漏りが止まらない

当然ですが、原因が違えば雨漏りは続きます。

雨漏り調査の不十分な業者ほど、

• とりあえずコーキングを埋める

• “ここっぽい”場所を塞ぐ

• 屋根を部分的に塗って仕上げる

など、表面的な処置をして終わりにします。

しかしこれは時間稼ぎに過ぎません。

2. 工事費が無駄になる

原因に関係ない箇所を補修するので、

費用だけ払い、全く効果が出ないという事態に。

さらに二度手間の工事が必要になり、結果的に高額になります。

3. カビ・腐食などの内部被害が進行

原因箇所が塞がれていないため、水が侵入し続けます。

• 断熱材が湿気を含んでカビ発生

• 柱や梁が腐食

• シロアリ被害に発展

など、家の寿命を一気に縮める危険があります。

4. 最悪の場合、大規模修繕が必要になる

放置され続けた雨漏りは、最終的に

• 内装張り替え

• 外壁の大規模補修

• 屋根全体の葺き替え

• 下地の交換

など、高額工事につながります。

だからこそ、

原因調査を最優先することが、結果的に最も安く済む方法なのです。

雨漏りの原因は“複合的”なケースが多い

雨漏りの原因というと、

• 屋根の劣化

• 防水の剥がれ

• 外壁のひび割れ

などを思い浮かべやすいですが、実際はもっと複雑です。

雨漏りの主要原因例

• サッシ周りのコーキング劣化

• 外壁サイディングの反り・浮き

• 屋根材の割れ

• ベランダ防水の膨れ

• 笠木（かさぎ）からの浸水

• 外壁の小さなクラック

• 棟板金の釘抜け

• バルコニー排水不良

• 2階の配管からの漏水

• 経年劣化による防水層の破断

• 雨樋の溢れによる壁面流れ込み

しかも、

原因が1箇所とは限らず、2〜3箇所が同時に雨漏りの要因になることもよくあります。

だからこそ、プロによる徹底的な点検が必要なのです。

雨漏りの原因特定のために行う主な調査方法

信頼できる雨漏り専門業者であれば、以下のような手法を組み合わせて調査します。

1. 目視調査

外壁・屋根・ベランダなどを細かくチェック。

• コーキングの破断

• クラックの種類

• 屋根材の浮き

• 外壁の反り

• 笠木の固定具状態

などを確認します。

2. 散水調査（水かけ調査）

特定のポイントに人工的に水をかけ、浸入経路を再現します。

• サッシ周り

• 外壁取り合い

• ベランダ立ち上がり

• 屋根の重なり部

などを順番に水を当てていき、室内への進入状況を確認。

最も確実な方法ですが、時間がかかるため知識と経験が必要です。

3. サーモグラフィ調査

壁内の温度差を可視化し、

• 水が溜まっている場所

• 湿気を含んでいる箇所

を特定します。

外壁を壊さずに調査できるのが大きなメリット。

4. ドローン調査（屋根）

足場が不要で、安全かつ短時間で屋根の状態を確認できます。

特に板金の浮きや屋根材の割れなど、

目視では見えない位置の異常を発見しやすい方法です。

5. 内部の含水率調査

柱・壁内部の湿度を測定し、雨漏りによって湿気が溜まっているかを判定。

建物の内部ダメージを把握できます。

原因特定をする業者としない業者の違い

雨漏り修理で後悔している人の多くが、

「業者選びで失敗した」と話します。

雨漏り調査ができない業者の特徴はこちら。

●原因を見ずにいきなり見積りを出す

「ここを塞げば大丈夫です」

「コーキングを打ち直せば止まります」

と言って、詳細調査をしない業者は危険です。

●外壁と屋根のどちらかしか見ない

雨漏りは多くの場合、複合的な場所から侵入します。

片方しか見ない業者はプロとは言えません。

●点検時間が短い（15〜20分で終了）

経験豊富な業者ほど、じっくり建物を観察します。

逆に「サッと見て終わり」は危険信号です。

では、信頼できる業者はどう選ぶ？

以下のポイントを満たす業者を選びましょう。

• 散水調査やサーモ調査など、科学的な検査ができる

• 原因特定の説明が論理的でわかりやすい

• 写真で現状を丁寧に説明してくれる

• 原因と補修内容の関係性を明確に説明できる

• 保証内容が具体的（雨漏り再発保証）

特に、

“どこが原因か”を説明できる業者＝本当に雨漏りを止められる業者

です。

雨漏りが起きたときに自分でできる応急処置

とはいえ、業者到着まで時間がかかる場合もあります。

以下は一時的な対処法です。

• バケツやタオルで水を受ける

• コンセント周りは注意して電源を抜く

• 家電製品にはビニールをかける

• 濡れた部分は雑巾でふき取る

ただし、シーリングやテープで外側を塞ぐのはNGです。

水が内部に閉じ込められ、

内部腐食が加速する危険があるため絶対に避けましょう。

板橋区で特に多い雨漏り原因ベスト3

板橋区は戸建てが多く、築20年以上の住宅も多いため、

以下のような雨漏りが特に増えています。

1位：ベランダ・バルコニーからの浸水

• 防水層の劣化

• 立ち上がり部分の破断

• 排水ドレン（排水口）の詰まり

特にウレタン防水のトップコートが劣化すると、簡単に浸水します。

2位：サッシ周りのコーキング破断

経年劣化で隙間ができ、雨水が入りやすくなります。

3位：屋根の板金浮き・釘抜け

強風時に最も多いトラブル。

釘が浮くと少しの雨でも水が回り込むため危険です。

まとめ：雨漏り補修の成功は“原因特定”がすべて

雨漏りは、放置すると家の寿命を縮めてしまう非常に危険な症状です。

しかし、補修より先にやるべきことがあります。

それが「原因調査」です。

• 原因不明のまま施工すると雨漏りは止まらない

• 二次被害で内部腐食が進む

• 誤った工事で費用が無駄になる

逆に言えば、

原因さえ確実に特定できれば、雨漏りは必ず止められます。

板橋区・練馬区・北区で雨漏りでお困りの方は、

必ず「原因特定ができる業者」を選んでください。

大谷建装工業では現地調査・お見積りを無料で行っておりますので、お気軽にご相談ください。

公共事業にも積極的に取り組んでおり、令和7年度において区内優良建設事業者に選ばれました。